劇場公開日 2025年12月12日

「ドンソク兄貴のアクション映画でもストーリーは大事」悪魔祓い株式会社 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 ドンソク兄貴のアクション映画でもストーリーは大事

2025年12月19日
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鑑賞方法:映画館

ドンソク兄貴が出るアクションは、とにかくあの拳でバッタバッタと敵をぶん殴り飛ばす姿を楽しむに限る。
本作のドンソク兄貴が演じるのは悪魔祓いの会社社長。依頼を受けた人に憑いた悪魔を祓うというもの。
依頼を受けた人の周りにいる悪魔崇拝者たちを痛快に殴り飛ばしていく姿は楽しかった。しかも殴りながら悪魔祓いをしている?細かい説明はないがそんな演出も楽しい。でも、助けなければならない人については、悪魔が憑いたと言ってもぶん殴るわけにはいかない。殴るのは周りの悪魔崇拝者だけだ。ここに本作の構造的な問題がある。兄貴が暴れるのにも限界があるところがもどかしい。それでいて悪魔崇拝者たちにすごく強いやつがいないから、アクションもパターン化して途中で少し飽きてしまった。
後半の展開はエクソシストの映画でありがちなもの。結局のところ、アクション要素を無理やりくっつけたエクソシストの映画なんだな。もう少し面白くなりそうな気がするんだけどな。
3人の過去や一緒に悪魔祓いをするようになった経緯とか、掘り下げてもいい要素はあった。上映時間を短くしたかったからなのか、話に深みを持たせようとする工夫はあまり見られない。一応続編があるみたいだからそこで語らられるってことなのかもしれない。ドンソク兄貴のアクション映画でもストーリーはそれなりに大事なんだなと実感した。

kenshuchu
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