笑む窓のある家
劇場公開日:2025年11月21日
解説・あらすじ
狂い死にした画家のフレスコ画に秘められた恐るべき謎を描いた、イタリアの異色サイコスリラー。
絵画修復師のステファノは教会のフレスコ画の修復を依頼され、北イタリアの田舎町を訪れる。その絵は「死に際を描く画家」と言われ20年前に狂死したブオノ・レニャーニによる、「聖セバスティアヌスの殉教」を模した不気味なフレスコ画だった。ステファノの友人アントニオは、町で禁忌とされるレニャーニとフレスコ画の関係をひそかに調査していたが、何者かに殺害されてしまう。すべての謎を解く鍵は、アントニオが殺される前に口にした「笑む窓のある家」に隠されていた。
「悲しみの青春」のリノ・カポリッチオが主演を務め、後に脚本家として「チネチッタで会いましょう」などを手がけるフランチェスカ・マルチャーノが共演。「ボローニャの夕暮れ」などの名匠プピ・アバティが監督を務め、心理的恐怖を静かに積み重ねながら、不安と焦燥感をかきたてるシュールでアバンギャルドなイメージを交えて描き出す。1976年の初公開時は注目度が低かったものの21世紀に入ってから再評価が進み、2025年・第29回ファンタジア国際映画祭で4K修復版がプレミア上映された。日本では2025年11月に劇場初公開。
1976年製作/111分/G/イタリア
原題または英題:La casa dalle finestre che ridono
配給:インターフィルム
劇場公開日:2025年11月21日
スタッフ・キャスト
- 監督
- プピ・アバティ
- 製作
- ジャンニ・ミネルビーニ
- アントニオ・アバティ
- 脚本
- プピ・アバティ
- アントニオ・アバティ
- ジャンニ・カビーナ
- マウリツィオ・コスタンツォ
- 撮影
- パスクァーレ・ラキーニ
- 音楽
- アメデオ・トマシ
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リノ・カポリッチオ
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フランチェスカ・マルチャーノ
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ジャンニ・カビーナ
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フェルディナンド・オルランディ