明日に向かって演（や）れ！

解説・あらすじ

市民演劇ワークショップを舞台に、日常に鬱屈を抱える人々が「演劇」という自己表現を通じて変化していく姿を描いた群像劇。

能天気なフリーターの小野寺久と、成績不振な不動産営業マンの大石拓海、プレゼンが苦手な広告マンの堀部章夫は、集まっては酒を飲み、日頃の鬱憤を晴らしていた。そんなある日、彼らは女性との出会いを求め、近所で開催される演劇ワークショップに参加する。そこには、再起を狙う元子役や声の小さい就活生、時代に取り残された会社員など、さまざまな問題を抱える人たちが集まっていた。参加者たちは演劇での自己表現を通し、それぞれ自分自身を見つめ直していく。

映画監督の本広克行が主宰するクリエイティブサロン「本広組Creative Salon FOE」による長編映画第3弾で、劇団「東京タンバリン」主宰の脚本家・高井浩子がオリジナル脚本を手がけ、これまで8作品の短編映画を制作し国内外の映画祭で上映・受賞してきた鷲頭祥伍監督が長編初メガホンをとった。劇団「4cus」の藤田真澄が主演を務め、「ゆめのまにまに」の野口千優、「THE KILLER GOLDFISH」の春本ヒロ、「私たちのオカルティックサマー」の木林優太が共演。

2024年製作／67分／日本
劇場公開日：2025年11月29日