「だって、心がそうさせたんだ」ピアス 刺心 藍の2若君さんの映画レビュー(感想・評価)
だって、心がそうさせたんだ
クリックして本文を読む
水の流れる音から始まる冒頭から、不穏な空気が漂います。
何を考えてるのか、全くわからない兄に戸惑う弟。
けど、母親はさすがです、感じとってるんですね、自分の長男のある部分を。
長男に対して愛はなく、恐怖の対象。
この兄…もしかしたら、唯一の心の支えが実は弟で、弟にとって大好きな兄であること……だったのかも。
でも、最後のあれは……その弟から拒絶されて壊れたんでしょうか?
そして弟はそれを目の当たりにして自分のせいだと思ったかも。
その時、それでも兄を見捨てられないことを自覚した気がする。
あんなことでは警察を欺くことは出来ないけど、その決断に唖然とする。
それは違う!!…と思いつつも、わからないでもない、そう思えて…
理屈ではない、心がそうさせたんだ。
エンドロールあたりで泣けてきた。
そのエンドロールは短いし…
おお!キャロル!
入場者特典はつまようじか?と思ったが違った…どうせいと言うのこれ?
弟役のリウ・シウフーは小さい顔に大きい目、役にぴったりの容姿と複雑な感情の演技、難しかったと思うけど見事に演じられてました。
兄役のツァオ・ヨウニンもこれまた難しい役にぴったりの容姿と演技でした。
2人が雨の中、子供のようにはしゃぐ姿が印象的。
監督さんは女の人なんですね。
これからが楽しみです
コメントする
