ダ・ヴィンチ・コードのレビュー・感想・評価
全135件中、21~40件目を表示
ガラスのピラミッド
昔、電車の中で必ず1人は「ダ・ヴィンチ・コード」のハードカバーを読んでいたくらい、すごい流行したことがあった。まさに、ダン・ブラウンブームだった。何年かに一度、書籍が旋風を巻き起こすことあるよね。「1Q84」とか。
キリストの秘密と、教会と対立組織の争い、謎解き。なさそうでありそうな、微妙な設定がうまい。スピード感ある展開に、歴史と宗教のうんちくで、一時も画面から目を離せない。脳みそもフル回転させないと、付いていけない。味方かと思えば敵だったり、逆パターンもあり、ジャン・レノ好きとしては、彼が悪役なのかどうか、ハラハラしてしまった。
あのガラスのピラミッドは、できた当初パリっ子にすごく評判悪かったらしいが、新しく建造したものをあんなふうに物語に利用するとはなかなかうまい。本当にそんな意味がありそうに思えた。あー、パリ行きたい。
エンドロールでオドレイ・トトゥのクレジットを見たら、英語読みではオードリーなのね。なんてことない発見で自己満足。
BS12の放送を視聴。
原作は最高だった。でも、原作に忠実な映画が最高だとは限らない。
ルーブル美術館館長が残したダイイングメッセージから、有史以来の謎に迫る主人公の活躍を描く物語。
ダン・ブラウン原作の世界的なベストセラーを映画化。原作は読了しての鑑賞です。
一度鑑賞済みのはずですが、何故かまったく記憶に残っておらず再度の鑑賞。何故記憶に残っていないか・・・を再確認してしまいました。
理由は、原作との比較になるのでしょうね。
この映画は、比較的原作を忠実に再現している作品だと思います。映画上映時間は長めの149分。それでも、原作の持つ壮大さや悠久の歴史の奥深さを描写するには不十分だったように思います。
テンポは良く観やすい映画だとは思いますが、一つ一つの謎をもう少ししっかりと描かないと、原作に大きく見劣りしてしまうように感じました。
ま~、しっかりと描こうとしたら、13話位のTVドラマになるのかもしれませんが・・・。
私的評価は普通にしました。
キリスト教に疎い人には難解じゃわ。
話しが壮大過ぎて、ところどころよく分からない部分はあったが、おもし...
映像美とミステリー
数年前、ルーブル美術館に行ったあとに帰国してから鑑賞した。
その時も難しすぎて、そして途中眠くなってしまったりで…良さを完全には理解せずに不完全燃焼だったが
今回はちゃんと観た…!!
やっぱり難しくて、もう一度観たいなと思うけど、この謎解き感がたまらない。
一つ一つ謎を解いて、次に進んで、周りはみんな味方に見えてもそうじゃなかったり…もうそれがすごく楽しい。
みんな欲しいんだね!知りたいんだね!
そりゃそうか…!!
そしてフランスの街並みやルーブルがキレイで、また行きたくなる。
この絵画に込められた色んな意味を読み解くのも楽しい。そういった視点で観るから奥が深いんだろうなぁ。
それを知った上でまた観たい。
宗教やキリスト生誕の物語やらは難しいけど、そこもまた調べたらより楽しめそう。
可もなく不可もなく
世界的ベストセラーの映画化
まず思ったこと。
ソフィーの存在が、あまりに軽いです。
全世界で2億部以上の発行部数というダン・ブラウン原作「ダ・ヴィンチ・コード」を、
ロン・ハワードが監督して映画化された。
キリスト教の様々な教義や研究を独特な感性で謎解きに構築した歴史サスペンス。
著者が「この小説における文書・秘密儀式の記述は事実に基づいている」と断りを入れているが、
信じるも信じないのも自由・・・だと思います。
まずヒロインのソフィー・ヌヴー(オドレイ・トト)が開始5分位で登場します。
この映画を見終えて感じることは、ソフィーほどの、この映画の鍵を握る人物が、
いとも簡単に現れる・・・
しかも主役のロバート・ラングラン教授(トム・ハンクス)の片腕として謎解きを担う・・・
そのことに違和感を感じます。
しかも最初の殺人事件の被害者・ルーブル美術館の館長・ソニエール。
このソニエールはソフィーの祖父なのです。
マグダラのマリアがイエスの子供を出産した・・・
結果的に、イエスの子孫の血脈は現在に受け継がれている・・・
この事を信じている「シオン修道会」が黒幕なのですが、
イエスの子孫の血脈を引く○○○をこんなに簡単に野放しにしているなんて
信じられますか?
宗教の象徴(シンボル)として崇め、マリアとして、宗教指導者として、
シオン修道会の要職を担い布教活動に勤しむのではないでしょうか!?
見終えて、この話しは「謎解きのための謎解き」
ダンテの「神曲」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」も
「聖杯」も全てのキリスト教の知識は、面白いサスペンスを描くための
小道具・大道具だった。
カトリック教会が反発するのも、よく分かります。
しかし膨大な知識で仮説や想像や嘘を交えての大仕事。
騙されても面白かった・・・と言うしかありませんね。
原作は読んでいるけれど、さすがに上中下の原作を映画にするのは無理が...
歴史ミステリー満載の原作を映像が更に膨らました
原作の面白さが際立つ
キリスト教徒だともっと入り込めるのかな
タブーに迫るミステリー最高傑作の待望の映像化。
ハーバード大学の宗教象徴学のラングドン教授。
もともと会う約束をしていたルーブル美術館の館長が殺されたことで、彼を殺害したという嫌疑をかけられるところから物語がスタートする。
結末については物議を醸すものだ。
正直、タブーを突くなぁとは思いつつ、
一方で、本当のことはどうであれ某宗教に対して見る目が変わったとかそういうことは毛頭ない。
地場の因習や感銘を受けた人の心の拠り所だからこそ、それを争いの契機にするのはなんか不本意じゃないかというのが私の意見だ。
宗教は真理の証明なのかもしれないが、縄張り争いに利用されるものではない。発起人のひとつの思想の形態だ。
そして、歴史というのはわからない面積が多いからこそ面白みがあり、ロマンを感じるのだ。
ああでもないこうでもないと。
テーマは壮大だが、もう少しラフにはいかないか。むずかしいな。
絶対的なのだから従えというのはいささか乱暴だと考える一方で、実際に奇跡の人は存在したという願望に近い妄想もあったりする。
ラングドン教授が幼少期の絶体絶命の時に祈りを捧げたように。
続編の「天使と悪魔」や「インフェルノ」はやや刺激的な趣のある作品となっていくのだが、本作は裏切りやどんでん返しはあるものの三部作の中では比較的穏やかで神秘的なラストだったと私は感じた。
本作を通じて、西洋の建築・彫刻・絵画の三位一体の美や巧に魅了される契機になった。
正当性なんかどうだっていい、ただ眺めてみたらと。
そうすれば争いの火種はひとつ消えそうだと思うのは楽観的すぎるか?
難しいけど
実は胸糞バッドエンド
"マスターキートンを演じて欲しい俳優NO.1"トムハンクス演じるロバートラングドン、その冒険を描くシリーズ第一作。
一見神を信じてない風の主人公がラストにはなんとなく神についていい感じのことを伝えてくれるありがたいお話。
宗教っていいね!
まぁ冗談は置いといて、本作に気味の悪さを感じたのは俺だけだろうか?
やたらケツをみせるポールペタニー。
急所を撃たれてもやたらダイングメッセージを残した挙句、「ペタニーに負けてねぇ、俺のも見ろ」と言わんばかりの全裸をキメる絶倫ジジイ(さすが精命力がお強いようで)
とまぁメタな意味合いの気味悪さではなく。
ストーリー上大きな鍵を握るシオン修道会。その組織が行う秘密の儀式。作中では「男女の交わりが神聖な力を・・・」といってるがようはセックスパーティーですな。しかも、劇中では上述の絶倫ジジイが参加してる様子が克明に描かれている。
本ストーリーはそんな怪しさが反物質爆発を起こしてる組織にヒロインのソフィーが保護されるところで幕を閉じる。
これって良い結末だと思いますか?
自分は原作未読だけど、どうやら劇中の儀式で抱かれていたのはラストでソフィーに祖母だと名乗った女性らしい。ということは彼女も王家の血でその血を継ぐ者が儀式に参加する、ということは?
ラストのシオン修道会の面々はやたら強面の屈強な男達が多かったが、ソフィーは彼等と儀式を行うことになるのか?
彼女自身、夜のブローニュの森に状況が状況とはいえ、躊躇なく入っていくあたりもしかしたら割とそういうのOKな感じかも(でも子供の頃儀式見て逃げてるしなー)
とりあえず普通なら「逃げてぇー」って状況でしょう。
こう考えるとラングドンが別れ際に言った「幸運を」という言葉とあの表情も単なるエンディングとは別の意味を持ってくる気がします。
雑に調べただけだし、原作ちゃんと読んだ人からすると「ダンカン間違ってるぞこの野郎!」って言われるかもしらんがそれならそれで嬉しいね。
胸糞ではあるけどフランス観光が面白かったので星3です。
全135件中、21~40件目を表示