劇場公開日 2025年12月12日

「あっと言う間の140分」シャドウズ・エッジ じんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 あっと言う間の140分

2025年12月21日
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鑑賞方法:映画館

ジャッキー主演のアクション映画ということで、かなり期待して見に行った。期待以上の変わらぬアクションとストーリー展開に、あっと言う間の140分だった。
 監視カメラとAIを駆使した現代のインテリジェンス捜査の裏をかかれて、手も足も出ないなか、張り込みといった足で稼ぐ追跡班を復活させて対抗する退役刑事のホアン(ジャッキー)。バディを自分のミスで殉職させた暗い過去を乗り越えて、バディの忘れ形見の娘ホーとともに
捜査にあたる。この娘、ぱっと見て「何で、板垣 李光人が出ているんだ」と思ってしまった。私だけかもしれないが。
 アクションと感動はたっぷりあったけど、ジャッキーならばもう少しコメディーな部分も欲しかったかな。犬の散歩のシーンは、少し笑えたけども。
 この映画に深みが出ているのは、「影」と呼ばれる元暗殺者の存在だな。孤児院で育てた子供たちを束ねてのサイバー犯罪、その完璧なプラン(AプランがダメでもB.Cプランあり)。1人で生き抜いてきた狡猾さと生への執着心。しっかりと演じられていたので、映画にひきづりこまれてしまった。ナイフを武器としての格闘シーンが多かったのも手に汗握る要因だったように思う。格闘シーンのリアリティもバッチリ。
 犯罪集団の実行役として、双子の子供が出てきたけど、エンドロールで実は三つ子であることが判明。また、奪った暗号資産のパスワードとして、12個の単語の分からなかった12番目の単語が「esc....」と判明。これ、絶対に近々続編があるね。今から楽しみだ。「影」も死なないで逮捕されているし、もうひと暴れしそうな予感。
 ぜひ、スクリーンの大きい映画館で観てほしい作品だ。

じん
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