「何度擦られても・・・やっぱり面白い!」シャドウズ・エッジ クリスちゃん脱線さんの映画レビュー(感想・評価)
何度擦られても・・・やっぱり面白い!
大好きなジョニートー作品の頭脳とも言えるのが、脚本を担当しているヤウナイホイ。
そんな彼の初監督作にして大傑作の「天使の眼、野獣の街」が新たにリメイク!
おまけに主演がジャッキー!?
と、きたら・・・ファンは見るしかないでしょー。
本日やっと鑑賞が叶いました。
前回の韓国版リメイク「 監視者たち 」は2013年。( これは好リメイク )
オリジナルは何と2007年。もうそんな前だっけ・・・?
先日DVDで久々に復習しましたがやっぱり面白い。全く古さを感じませんでした。
この作品。何がそんなに面白いのかと言うと犯罪モノでありながら主人公が非力な普通の女の子という点。
腕力なし。判断力もなしの新米小娘。 ( あっ、度胸はあるか )
そんな彼女の唯一の武器が非凡な記憶力。
彼女が所属するのは、ただひたすらに日常に紛れ犯人や容疑者を監視し犯罪の手掛かりを追う行動監視班。少しでも目立って容疑者に記憶されてしまう事は死を意味する。
そんな・・・エンタメとは真逆の「 地味である事が任務としての成功につながる 」
という低予算を逆手に取った脚本の上手さにある。
さてこれが2025中華版になるとどういう事になるか、正直不安があったのだが・・・
意外や意外。知っている展開ながら楽しめました。
たーだー!
客寄せパンダにジャッキーを起用した時点でアクション部分はかさ増しされ、オリジナルの持っていた「 地味な尾行モノだがグイグイ引き込まれる映画 」が美味しいモノだけを沢山詰め込んだ「 幕の内弁当 」みたいになってしまったのがなんとも残念。
見どころを増やしすぎてバランスが悪い。
凝縮された1時間30分の作品が、2時間21分の大作に改編。
決して悪くはないんだけど増し増し感が強めになった。
なかでも、齢67になるレオンカーフェイのやりすぎなアクションには痺れた。
孤児院でのバトルはオールドボーイのチェミンシクみたいに1カットの殺陣だったらもう少し評価は上がってたけどさすがに無理か・・・
ちなみに・・・ジャッキーは71歳。 えっ、いつの間に・・・苦笑
暗殺ならナイフより銃だろっ!
など、ツッコミどころはあるのですが、オリジナルを知らないで初見だったら★4くらいの面白さはあるかもね。
ジャッキーファンでもある鈴木おさむさんはラジオで絶賛してました。
*マニアの私としては、ここからヤウナイホイ、ジョニートー先生の作品に興味を持っていただくと非常にありがたいです。興味のある方は配信で探してみて下さい。
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