「おじさんアクションのレジェンド健在」シャドウズ・エッジ　kenshuchuさんの映画レビュー（感想・評価）

おじさんアクション映画の代表的な俳優といえば、リーアム・ニーソン。ここ10年くらい彼の主演作があまりにも多くて驚く。さすがに激しいアクションはできなくなってきているが、それでも健在だ。でも、実は昔からずーっとアクション映画で主演を続けているのがジャッキー・チェンだ。本作だけじゃなくて来月には「パンダプラン」という新作も待っている。元気だな。
本作は、サイバー犯罪集団の強盗事件を捜査するチームの話。もちろんジャッキー・チェンは現役ではなくＯＢとして登場する。本作では、警察よりも犯人側のキャラの方が魅力的なのが面白い。レオン・カーフェイの残忍で切れ者の暗殺者役がいいし、双子の息子もカッコよかった。その他の息子たちもスピードがあって、なかなか派手でアクロバティックなアクションを見せてくれた。ジャッキーのアクションは派手さはないけど、ちゃんと見応えたっぷりのアクションの連続で全く飽きることがなかった。ジャッキー・チェンすごいな。
ハッキング技術を駆使することで、捜査する警察と犯罪を実行する犯人側の騙し合いの緊張感が高まる。でも、やはりここぞというときのフェイス・トゥ・フェイスの騙し合いのシーンが必要だと感じる。アパートの食事シーンや後半のカフェのシーンなど、ハラハラする会話のシーンがとてもよかった。続編もありそうだから楽しみに待っていたい。