「アニメの総集編と分かってはいたがこれでカネを取るのか…?」劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」 uematyさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメの総集編と分かってはいたがこれでカネを取るのか…?
呪術廻戦は単行本を持っており内容は把握している。
一方サブスクで見られるアニメはなかなかゆっくり見る時間が無く、「渋谷事変を大迫力のスクリーンでまとめて見られるなら」と映画館へ足を運んでみた。
結果として、この程度の前提知識で訪問した私は最初混乱しっぱなしだった。
ブツ切りで戦闘シーンなどが進んでいき、恐らく本編が始まる前のダイジェストなのだろうとボーッと見ているといくら待ってもブツ切りのままで、感動や感情移入するはずのシーンがショートカットされたまま。15分くらいしてやっとダイジェストのまま最後まで行くことに気づいたのだ(調べるとアニメで18話あるとのこと。これを1時間くらいにまとめるのだからそりゃそうなって当たり前だ)。
ある意味ではタイパ重視でサッとダイジェストを見たいのならこれで良いのだろうしスピード感はあるのだが、いくらなんでもである。
一気見することで楽しめれば結果オーライなのだが、怒涛の速度で乱雑に叩きつけられる重要シーンの連続で、感動し余韻に浸る暇など一切なく「なんか呪術廻戦の色んな映像を見たな…」といった感想にしかならなかった。youtubeのショート動画をたくさん見た後のような気分だ。
「18話を1時間にまとめたダイジェスト版です。サブスク環境や時間が無くアニメを飛ばして見るタイプの方にはおすすめです」とはっきり言ってくれていれば覚悟できたしそもそも映画館へ行かなかったのだが、特別編集といった曖昧な言葉ですっかり騙されてしまった。
私が馬鹿なだけだと思うが、同じくある程度漫画を読んだことのある息子も映画館で混乱し続け「これどういうこと?」と何度も小声で尋ねてきて、喋らないようにと何度も私に怒られていた。笑
というわけでハッキリここに記しておきます。
「18話を1時間にまとめたダイジェスト版です。サブスク環境や時間が無くアニメを飛ばして見るタイプの方にはおすすめです」。
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