「予告編のほうが盛り上がる」ビューティフル・ジャーニー　ふたりの時空旅行　グレシャムの法則さんの映画レビュー（感想・評価）

過去の苦い経験から、恋愛に臆病になっている男女の再生物語（たぶん）。

映画自体が〝作り物感〟をベースにしているのだが、登場人物たちも最後まで印象が変わらず、出来合いの作り物のまま、感情移入できずに映画が進行していく。

だから、人形劇で同じ物語を同じセットで紡いでも区別がつかないと思う。
コリン・ファレルもマーゴット・ロビーもそのまんま人形に変身しちゃうのではないか。
なんなら、ライアン・ゴスリングも筋肉隆々の裸で合流だ！

そんな感じで、今ひとつ、今ふたつ、いや、今みっつくらい乗り切れないままでした。

因みに予告編は、
原作でめちゃくちゃ感動して、期待大のプロジェクト・ヘイル・メアリーとかＡＩ裁判のレベッカ・ファーガソンとか、自分の好みのものばかりでした。