「内容で勝負するしかないのだが…」アイス・ロード リベンジ KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
内容で勝負するしかないのだが…
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老いたリーアム・ニーソンにアクションを期待するのは酷であり、ファン・ビンビンにも然り。だったら内容やテーマに期待といきたいところだったが、あまりにも設定が残念だった。中国資本をビンビンに感じる一帯一路のセリフ連発、中国に逃げ込めば大丈夫という怖いセリフ。そもそもネパールの少数民族を助ける側になり得る国なのかと普通に思うが、もはやプロパガンダと言っても過言ではない気がした。こんなことを映画を使ってやること自体、映画の魅力を失わせていくことに気付かないのだろうか。ハーフのシェルパ設定を中国人が演じるというのも非常にsensitive。バスに乗り込んだ際に性悪だった娘も急に聞き分け良くなるし、父親殺されても悲しむの一瞬、傭兵にも一夜漬けの突きで虐待するし、追っ手が来ることわかっていても全体的に呑気だし、その割にバスの修理恐ろしく早いし、シェルパも謎に強過ぎるし、追っ手もバスのタイヤを撃たないし、ラスボス呆気ないし、父を亡くした息子も立ち直り早すぎるし、急にロマンスだし…とリーアム・ニーソン作品だからと期待し過ぎた。
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