Mr.ノーバディ2のレビュー・感想・評価
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ハードバイオレンス・サマーバケーション
前作はハッチのバイオレンスぶりが意外性を生んでいたけど、
今作はそれがわかったうえで観客は鑑賞に臨んでいるので、
どういう展開なのかが楽しみだった。
前作のエンディングからの今作冒頭への流れは実にいい。
というのも、前作を思い出させる演出だからだ。実際ワクワクした。
今作の設定が、マンセル一家のサマーバケーションというのも面白いのだが、
じいちゃんのデヴィッドの迫力(さすがはクリストファー・ロイド)、
家族で楽しむ中、妻ベッカ(コニー・ニールセン)の銃の腕前の片鱗が見られたりと、
いろいろとにおわせるのがニクイ演出なのだ。
そして最初に対立していた敵との共闘から、
遊園地でのトラップをたんまり仕掛けるシーンが
もうラストに向けて楽しみでしょうがなくなる。
若干ランボーを思い出してしまったくらいだ。
そしてレンディーナ(シャロン・ストーン)との最終決戦は、
遊園地をトラップにした大迫力のアクションで、
さらにハッチのピンチを救うベッカが最強&最高!!
もう大満足!!
R15+だけあって、描写は過激(下手するとホラー映画なみに)だったりするので、
血とか残虐シーンが苦手な人は要注意だ。
90分とコンパクトにまとめられていて、実に観やすい。
おすすめ!!
お金は燃やすもの
Mr.ノーバディ
うだつの上がらない金型屋で
働くおっさんハッチ・マンセルが
家に押し入った強盗にとっちめられ
情けないと家族に呆れられ
落ち込んでいるところに
バスで一般人を脅すチンピラを見て
ついにプッツン
このおっさん実は
元政府機関に所属していたが今は
「いなかった(Nobody)」事に
されている程の最凶エージェント
結局巨大ロシアンマフィアごと
3000万ドルを灰にし
壊滅させてしまいました♪
といういわゆるイ〇ライザーもの
Nobodyには「つまんない男」
という意味もあるとか
「BTTF」シリーズで人気者になった
クリストファー・ロイドが
父デイビッド役で健在を示した
作品でもあった
というなんか一発企画な感じだが
好評だったのか製作された続編
前作も映画館で観て
なかなか面白かったので
今作も観賞
どうだったか
相変わらず面白かったと思う
働いていた金型屋は買収して
めちゃくちゃにしちゃったし
前作で燃やした3000万ドルを
肩代わりした組織のために
「大変なお仕事」をする
毎日になったハッチ
家族との交流も希薄になり
これではマズいとハッチは
組織に休養を申し出る
組織は「お前はもう休めんよ
やってみりゃわかる」と
忠告するがハッチはかつて
兄弟と過ごした思い出の地
レトロなリゾート「プラマービル」
で家族サービスをするが
どうも昔に比べると様子がおかしく
そこはもうマフィアの取引場に
利用されており・・
やっぱこうなるのだ
前作と異なりそこそこ正体は家族に
バレてる?ようだがケンカすんな
と言われても家族に危害が加われば
怒り爆発
そんな自分みたいに息子には
なるなよと説得力もないのは
わかりつつ忠告するハッチの
哀愁は印象的でした
相変わらず殺しまくるけど
まあ展開的には前作同様ですが
また金が燃えてようわからん
激ヤバ組織が現れます
そこの女ボスがまさかの
シャロン・ストーン!
病気の影響だったり
チベット発言で干されたり
(リチャード・ギアに比べると
失言レベルだったが)あったけど
やっぱ演技は一線級でした
あとコリン・ハンクス
上背は全然違うけど
オヤジに似すぎ
キャスティングの楽しさも
この作品の魅力なのかな
安心して楽しめる作品でした
サクっと90分
そんなに長くないのもいい
【”家族との夏休み旅行を邪魔する奴は許さない!そして母熊が本性を表す。”Mr.ノーバディが家族と出掛けた夫婦思い出の地で起こす痛そうなアクションシーンと、シャロン・ストーンにビックリする作品である。】
■ハッチ(ボブ・オデンカーク)は前作でロシアンマフィアの大金を焼き払ったために背負った借金の為に、極秘任務を請け負っていた。
だが、その為に毎日忙しく、反抗期の息子を含め家族の雰囲気は悪くなる。ハッチはそこで、妻(コニー・ニールセン)との思い出のリゾート地に、家族とトンでも父(クリストファー・ロイド)と共に出掛けるが、そこはレンディーナ(シャロン・ストーン)が支配する巨悪組織の地になっていた。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・作品構成が、第一作と同じなのが嬉しい。冒頭、血だらけのハッチが警察の取調室で警官二人に詰問されているが、名前を聞かれて”ノーバディ”と答えるシーンからの激烈でイタソーな接近格闘戦の数々。そして、ラストに”Mr.ノーバディと共に捕まっている母熊である妻。”の姿。チョイ、可笑しい。
・ハッチを演じるボブ・オデンカークは、当たり前だが妻を演じるコニー・ニールセン、トンでも父を演じるクリストファー・ロイドが、初作から続けて登場するのも嬉しい。
■今作では、ハッチ・マンセル一家が、実は、全員瞬間湯沸かし器の如く、喧嘩っ早い人達という事が明らかになるという点が、面白いのである。まさか、妻までが母熊だったとはなあ。クスクス。
・遊園地に何故か入れずに、ゲームセンターで遊んでいた息子ブレイディが、地元を仕切る保安官の息子に絡まれるシーンから、ゲームセンターの店長に愛娘サミーの頭を叩かれて、切れるハッチの姿。良いなあ。私だって、幼かった娘が知らないオッサンに叩かれたら切れるもんな。
だが、保安官は巨悪レンディーナの支配下にあり、その状況を変えたいと思っていたという流れやブレイディと囚われていた保安官の息子が、ハッチに救出され仲直りの握手をするシーンは良きかな。
■今シリーズの魅力である接近格闘戦も、遊園地の池の遊覧船上での闘いや、密輸物を隠してあった倉庫での闘いなど、痛そうなシーン満載で満足だったな。
一番驚いたのは、レンディーナを演じたシャロン・ストーンの変貌ぶりである。マジ、最初は分からなかったぞ!
そして、マサカノ母熊である妻の参戦。母熊は怖いよ!
で、冒頭のシーンに戻り、夫婦そろって仏頂面での取調室のシーンに戻るのである。
だが、警官に掛かってきた電話で(誰が電話したかは、分かるよね。)二人は釈放されるのである。
<今作はMr.ノーバディが家族と出掛けた夫婦思い出の地で起こす痛そうなアクションシーンと、シャロン・ストーンにビックリする作品なのである。>
鑑賞中、自然に笑顔に
最高に楽しい映画です。
終始頭を空っぽにして楽しめます。考察なんて不要です。
あまりに振り切れたバカバカしさ(誉め言葉)に、鑑賞中、意図せず自分が笑顔になっている事に気づきました。
前作の後始末で未だに戦い続ける主人公が、休暇を取って家族連れで旅行。
旅先のゲームコーナーで息子が不良少年にからまれた事をきっかけに、事態はどんどんエスカレート。なぜか最後は仲間を集めて女ボス率いるマフィアの特殊部隊と遊園地で大戦闘にまで発展。
主人公たちが仕掛けた罠で敵がぶっ飛ぶシーンにワクワクしつつ、畳みかけるような破壊と爆破。大勢の敵がド派手に死んでいきましたが、エンディングは明るい音楽にのって休日中の楽しそうな家族写真で締め。
突っ込む暇を与えない怒涛の展開に、スッキリした気分で劇場を後にしました。
すっかりお気に入りのシリーズになりました。
続編が出たら観に行きます。
あれから4年
前作から4年
本作も基本的に死ぬのは悪役だけ
なのでストレスは無し
笑ってスッキリ90分のアクションコメディ😆
ついていないのは主人公一家じゃなくて関わってしまった悪党達
一番「ヤバイ女」は誰かは観る人それぞれ
いかれた悪の女帝か最強のスナイパーの妻か?
個人的にはあんな経験をしながら家族写真を撮りまくった戦場写真家の娘に1票
(?)
主人公が前作で燃やしたお金を返済するために働くという流れについては笑えるけど無理筋のように思って観てました
羊の皮を被った狼オジさん。
毎日のルーティンから抜け出し、夏のバカンスとプラマービルに旅行へ行くマンセル一家の話。
現地ウォーター・パークに隣接するゲーセンで“息子ブレイディ一と1人の若者”の一悶着、その1人の若者に手を掛けた事で面倒な事に巻き込まれるマンセル一家とハッチだったが…、前作と同様、事は終わり拘束され「オマエは何者だ?」と問われ始まってく。
帰り際に娘の頭を叩いた店員に時間差でぶちギレちゃう大人げない大人のハッチ、息子の喧嘩は止めに入るくせに喧嘩っぱやいオヤジには笑える!
とりあえずハッチは強いオジさんって分かっているだけに敵とのバトルにはハラハラせず、どちらかと言うと敵をどう料理するのかというワクワクですかね!
敵とのバトルや展開だったり、デヴィッドとハリーを交えてのウォーター・パーク内でのパーティーと、そのバトルシーンには合わない選曲でコミカルにも見え面白かった。
「事を荒立てない」、「波風を立てない」なんてフリを効かせて喧嘩を売りに行く姿にも笑えた。
何気にすごいメンバー
シャロンストーンっ!かっこいい!こわっ!
トムハンクス!?と思いきや、息子っ!
遺伝子ってすごっ!!
ついにジョンウィックのように愛犬爆誕したし、
これは3もあるのかな?
一般人だと思ってた奥さん、実は強かったのか...
二人が出会った場所、ワインの産地ムルソー...
フランスの南部マルセイユ付近などでコルシカ系の犯罪組織などが歴史的に存在しているらしい。
コルシカ、というワードがたくさんでたので、
これは確定かもしれないな!
続編やスピンオフに期待!
痛い描写は多いけれど。
平凡な家族として「休暇を過ごす」と誓ったはずが、お約束の引き寄せ体質。
暴力を生業としているせいで、キレるのも早くなっているため、結局戦いへの道に舵を切る展開となる。
今回は子どもの頃に連れて行ってもらった遊園地という、思い入れがわかる設定ながら、同業の父の任務の為だったというオチも良い。
そして唐突に、主人公のハッチにはニンジャかぶれ兄弟(養子)が現れ加勢。
このリゾートの黒幕役に、シャロン・ストーン。
そして、彼女と対決するのは…? これは見てのお楽しみ。
前作で家族になった猫は、今回は冒頭のみの出演で、お留守番。
今作では、犬が登場、新しい家族に加わりそうである。
それにしてもお札って、よく燃えるんですねえ
2025.10.24 字幕 イオンシネマ久御山
2025年のアメリカ映画(89分、R15+)
「何者でもない男」が引き起こすトラブルを描いたコメディアクション
監督はティモ・ジャヤント
脚本はデレク・コルスタッド&アーロン・ラビン
物語は、前作にてロシアン・マフィアの金を燃やしてしまった元工作員のハッチ(ボブ・オデンカーク、幼少期:ノーラン・グラハム)が、借金を肩代わりしたバーバー(コリン・サルモン)から請け負った業務を完遂する様子が描かれて始まる
ある男の持つデータを奪う目的だったが、コルシカ人のボディガードはおろか、ブラジル人マフィアまで絡んできて、命からがらに任務を終えていた
借金はまだほとんど返せていなかったが、ハッチは家族のために休暇を取りたいと言う
バーバーは「お前はどこに行ってもお前だ」と言い、ハッチは家族を連れて避暑地プラマーヴィルに向かうことになった
ハッチには最愛の妻ベッカ(コニー・ニールセン)との間にブレイディ(ゲイジ・マイロー)とサミー(ペイズリー・ギャラドス)と言う2人の子どもがいたが、ハッチは父親稼業を疎かにしていた
ベッカは家族との時間を作らないハッチに苛立ちを見せ、多くのトラブルを抱えてくることに苛立ちを見せていたのである
映画は、その避暑地にてトラブルが発生し、それに巻き込まれる様子が描かれていく
そのテーマパークは湖を一帯としたものとなっていて、ウォータースライダーやプール、湖を一周するボートなどが賑わいを見せていた
だが、ゲームセンターに行った際に、そこにいた若い女性・リリー(Madison MacIsaac)に対してブレイディがゲームのチケットを渡したことでトラブルが勃発する
リリーの彼氏のマックス(Lucius Hoyes)が言いがかりをつけ、さらにサミーのぬいぐるみを壊したことでブレイディが激怒し喧嘩になってしまう
ハッチはブレイディを宥めるものの、そこの店長のトビー(David MacInnis)が娘に手を出したことに怒りを抑えきれないハッチは、そこで大暴れをしてしまい警察沙汰になってしまった
保安官のエイベル(コリン・ハンクス)はテーマパークの主であり、一帯を仕切っているワイアット(ジョン・オーティス)のところにハッチを連れていく
ワイアットは事を荒立てるつもりはなかったが、エイベルが部下のダン(ジェイコブ・ブレアー)に余計な指示を出したことで、さらなるトラブルへと発展してしまうのである
映画は、些細なことがきっかけで大ごとになっていく様子を描き、それに巻き込まれる一家を映し出していく
ブレイディの親切がきっかけで地元民とトラブルになり、さらによそ者に対する態度の悪さが事態を展開させていく
舐めてかかった末に大怪我になってしまう敵を描いているのだが、さらにその奥にはラスボス・レンディーナ(シャロン・ストーン)がいたと言う構造になっていた
レンディーナは極悪非道な人物として登場し、カジノのイカサマ騒動では「目撃者」というだけで手下のカルトゥーシュ(Daniel Bernhardt)にカジノの客を殺させたりする
ぶっ飛んだキャラということになっていて、それが漫画的でもあり、オチにも関係してくるところは面白い
物語性というものはほとんどないが、家族愛がテーマになっていて、家族は家族全員で守り合うものという感じに結ばれていた
ハッチの父デヴィッド(クリストファー・ロイド)や異母兄弟のハリー(RZA、幼少期:Jahron Wison)なども最終決戦に参加し、さらにベッカが実に良いところをさらっていく
これらは予見できるし、いつ登場するんだろうという感じになっているので、予定調和を存分に楽しむ内容になっている
次に起こってしまうことへの些細な出来事とか表情などの演出が秀逸で、それが観客の動いてほしい方向に突き進んでいくのが爽快だったと言えるのではないだろうか
いずれにせよ、軽いノリのアクション映画が好きな人向けの内容だが、結構なグロ描写があるのでR15+となっている
このあたりはお約束のような部分があるものの、ガッツリと裁断シーンを見せてしまっているので、R15+はやむを得ないと思う
とにかく一般人が暴れる系の映画が好きな人向けの作品で、観客が観たいものを作っているエンタメ作品なので、リラックスして楽しめば良いのではないだろうか
I'm his better half. ナンチャッテ!?
sheriff: You know who I am?
Hutch: No, but, uh, the way you're sitting behind the sheriff's desk,
I'm guessing you're somebody.
sheriff: Damn right I am. Name's Wyatt Martin. I run this town.
『Nobody 2』は、はっきり言うと前作よりも評価は、一般的に低い... それでもキャスティングディレクターがまたマンセル一家を全員集めた努力とともに、前作よりもコメディ色を出して、なおかつ家族愛、夫婦愛を甘ったるくならない程度に仕上げているプロットの冴えも見ていて楽しかったですマス!? だって、I'm his better half. って言葉飛び出すほど家族総出で敵を叩きのめす。
ただ、シャロン・ストーンの変貌ぶりには... ▲☆1
最後は、センチメンタルぽいセリーヌ・ディオンによる♪The Power Of Love が流れます。
でもね、こんなこと言ったら、その後どうしようかしら?
'Cause I'm your lady
And you are my man
Whenever you reach for me
I'll do all that I can
(o^^o)てれっ💕
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