「これでいい、いや、これがいい!」Mr.ノーバディ2 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
これでいい、いや、これがいい!
■ 作品情報
監督: ティモ・ジャヤント。主要キャスト: ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、クリストファー・ロイド、シャロン・ストーン、ジョン・オーティス、コリン・ハンクス、RZA、ゲイジ・マンロー、ペイズリー・カドラス。脚本: デレク・コルスタッド、アーロン・ラビン。製作国: アメリカ。
■ ストーリー
ロシアンマフィアとの激闘から4年、ハッチ・マンセルは平穏な家庭生活と、政府の秘密組織への借金返済のための任務という二重生活を送っていた。この綱渡りのような日々は、妻ベッカや子どもたちとの関係に深い溝を生んでしまう。ハッチは家族との絆を取り戻すため、バカンスを計画する。しかし、一家が訪れた何の変哲もないリゾート地は、実は冷酷な女帝レンディーナが率いる巨大な犯罪組織の密輸ルートだった。地元の保安官との些細なトラブルがきっかけとなり、ハッチは家族を守るため、レンディーナ率いる巨悪組織との全面戦争へと巻き込まれていくことになる。
■ 感想
前作の記憶が曖昧なままで劇場に足を運びましたが、予告編で見ていた通りの、シンプルながらも期待を裏切らない展開で、全く問題なく楽しめました。沸点の低い主人公ハッチが、容赦なくキレ散らかして大暴れする様子をただただ愛でる。これこそが本作の醍醐味であり、この上なくシンプルな鑑賞スタイルに没頭できます。まさに「これでいい、いや、これがいい!」と心の中で叫びたくなるような体験です。
前作の良さを踏襲し、クリストファー・ロイドとRZAが再登場する粋な計らいと、クライマックスで遊園地に仕掛けられる殺戮カラクリ装置の展開は、お約束でありながらもやはり胸が高鳴ります。悪党たちがわざわざそこに誘い込まれる展開にツッコミを入れるのは野暮。だって、この作品はそういうものなのですから!
では、内容がスカスカかというと、そんなこともありません。今回は全編を通して家族の絆が強く感じられます。家族旅行を通して、壊れかけた家族との関係を修復できたようで、なんだかホッとします。エンドロールで流れる、今回の旅行の写真も温かさを感じます。息子との仲も改善したようですが、ハッチがそうであったように、息子もハッチと同じ道を歩むのでしょうか。やはり血は争えませんね。
ただ、ちょっとだけ不満を言うと、今回の敵役は少し物足りなかったです。ラスボスの女帝がやや非力なのはしかたないとしても、もっと狂気じみた悪党であってほしかったです。また、妻の見せ場を作るためか、側近の女性二人との戦いでハッチが急に弱くなったように見えたのも少し残念に感じました。とはいえ、全体的には頭を空っぽにして楽しめる、大満足の作品でした。
今晩は^ ^
シャロンストーンのラスボス感がもぅ少し振り切って欲しかったですがw 主人公の兄弟が日本贔屓なのは喜んでしまいましたw 息子君の方が大人でしたね!!
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