「チャスラフスカさんを思い出す!」プラハの春 不屈のラジオ報道 jazz須磨さんの映画レビュー(感想・評価)
チャスラフスカさんを思い出す!
思い出すのは、1964年の東京オリンピック体操で「個人総合」等金メダル3個を獲得し、「体操の名花」と讃えられ、日本で大人気になったチャスラフスカさんが、1967年12月頃からの”プラハの春”支持を表明していた為に、1968年8月20日のプラハ侵攻直後の同年10月12日からのメキシコシティーオリンピックへの出場も危ぶまれ、種目別で唯一優勝を逃した平均台のメダル授与式において、金メダルを獲得したソ連の選手の受賞の間、顔を背けることで抗議の意を示したことでした
ソ連への協力を拒否したチャスラフスカさんや、不屈のラジオ報道を行い、その後も信念を曲げずに、協力しなかったラジオ局員たちは、1989年11月のビロード革命によって共産党体制が崩壊するまで、21年余りも冷遇された事実があり、独裁体制に自由化・民主化の波が拡がるのを恐れ、武力で抑え込み国民には真実を知らせず、独裁体制を守り抜く今の中国やロシアの状況と同じ姿を象徴する映画でした
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