「ソ連がワルシャワ条約機構軍を率いて侵攻する理由」プラハの春 不屈のラジオ報道 オパーリンブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
ソ連がワルシャワ条約機構軍を率いて侵攻する理由
1968年チェコスロバキア…亡き両親に代わり未成年の弟・大学生のパーヤの面倒を見るトマーシュは中央通信局の技師。学生運動に参加している弟を見逃す代わりに、チェコスロバキア国営ラジオ局の国際報道部で、スパイとして働くように上司に命じられる…ところが物語の発端
国際報道部はフランスやアフリカ帰りの部員もいて、国際色豊かな上に、部長ミラン・ヴァイナーは政府の検閲に抵抗して、報道内容に必ず裏取りを取るという報道という仕事のプロフェッショナル
当時のラジオはテレビも無いこの時代に於いて、新聞よりも速報性に勝るツールであり、録音技術はあるので音声で事件やインタビューを伝えることは可能
アレクサンドル・ドゥプチェクがチェコスロバキア共産党第一書記に就任、経済・報道・表現・宗教の自由を認めた(プラハの春)
しかしこのことがソ連を中心とするワルシャワ条約機構軍の侵攻を招く
その際の侵攻の理由が「チェコスロバキアの国民をファシズムから守るため」で、どこかで聞いたことがある言い回しで、50年以上経っても同じようなことを繰り返すのだなぁというのが一番の感想
ラジオ局が占拠され、ソ連寄りの放送を強いられることを防止すべく、局員たちは戦時体制の特殊放送局と、在チェコスロバキアのイタリア大使館での放送局等を立ち上げ、ラジオをリレー方式で続けて、国民に真実を伝える為に奔走する……
プラハの春までの流れと、その後の瓦解していくようすが、全てラジオ局内の目線で描かれているので、歴史の流れ…例えば“ドゥプチェク”の名前が意味するものが、私の不勉強ゆえによく分からなかったのがちょっと残念な点
またラジオ局の国際報道部の面々は冒頭からアメリカ的な民主的雰囲気の言動をするので、たとえばトマーシュがラジオ局に異動して来る時にギャップに戸惑うような描写があっても良かった気がしました
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
