「エンドロール後、製作者から記者へのメッセージに涙」プラハの春 不屈のラジオ報道 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
エンドロール後、製作者から記者へのメッセージに涙
当時のチェコスロヴァキアはソ連圏だったから、
ソ連のKGBのような組織が国民の日常を監視していた。
とはいえ1967年には、
学生運動も盛り上がりつつあり、
チェコスロヴァキア放送も、国際報道局が
真実の報道と言論の言論の自由を求めて
圧力に対抗する方途を探っていた。
ソ連と違い、
上層部に理解の機運が見られもしたのだが、
弱みにつけ込んで押さえ込もうとする連中がいるのは同じ。
その中で、
両親をなくして16歳の弟パーヤを施設に入れられそうなトマーシュは、
「弟がどうなってもいいのか」と脅されて……
* * *
権力に抵抗できない無念、
味方を裏切る苦悩、
それでも立ち向かう勇気、
未来への希望、
押しつぶされようとする絶望……
最後に残るものは何か。
歴史を知っていても、
登場人物と一緒に揺れ動く。
エンドロール後に、
映画製作者から記者へのメッセージあり。
それは、
この映画が単なるヒーロー賛美でないことの証し。
涙。
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