「迫力ある音楽が緊迫感を盛り上げる」プラハの春 不屈のラジオ報道 さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)
迫力ある音楽が緊迫感を盛り上げる
独裁政権を平和的に退陣させた1967年12月からソ連侵攻が始まった1968年8月までの半年余りの期間を舞台に、チェコスロバキア放送局の技術者、アナウンサー、記者たちの活躍を映画いてます。
少し長い気もしましたが、前半の長い伏線がクライマックスのアップテンポな展開に効果に活かされています。
家族、友人、恋人を人質にとるかのような権力側の圧力と自己の信念の間で究極の選択を何度も強いられる人々。
愛する者のために行った苦渋の選択は必ずしも守りたかった人の信念に沿うものではないという残酷さ。
一国の自治と絡めて重厚な人間ドラマが描かれており見応えがありました。
特にクライマックスのアクロバティックな作戦はご存じない方は是非ご覧になってください。
私も全く知識がなかったので衝撃でした。
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