「失敗した民主化運動を描いた失敗作」プラハの春 不屈のラジオ報道 minavoさんの映画レビュー(感想・評価)
失敗した民主化運動を描いた失敗作
チェコスロバキアの民主化運動の中で奮闘するラジオ局の話。駄作と言っていいと思う。
そもそも大した話じゃない(現実でもこの運動の後、さらにひどい状況になる)ので、なんとか盛り上げようと、兄弟愛、同僚とのラブ、スパイ要素など突っ込んだのが、脚本のクオリティの低さもあって大失敗してる。
ごめんだけど、元々主権国家として未熟だったため、国に対する愛着が欠落してる国民性が、個人主義を描けば描くほど露呈してしまっていた。政治的な課題を描いて、国家の行末に憂慮することが報道のモチベーションであるはずなのに、自分が自分がと主張しすぎる。
顛末のあと、ラジオ局で反省文書けというシーンがある。チェコの人たちはこの映画みて満足なんだろうか。
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