劇場公開日 2021年12月10日

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「不幸過ぎて最高と言われる映画」ダンサー・イン・ザ・ダーク 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0不幸過ぎて最高と言われる映画

2021年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

いや〜〜〜評判通りの不幸の最高値を記録する映画。
こう言う映画は映画館で観ないと家で配信なんかで観てたら
嫌になってチャンネル変えちゃうタイプの映画ですね。

で、驚くべきことにこの映画ミュージカルなんですよね!!
知らんかった!!

映画の中で主人公のセルマは言います。
「ミュージカルの中では不幸なことは起こらない」
そう言うあんたが一番不幸なんですけど!

周辺ではボロ泣きしてる人も結構いました。
賛否両論あって、観た人同士で話が盛り上がるタイプの映画です。

ぜひ、映画館で!!
ああ、できれば「サウンド・オブ・ミュージック」の
ダイジェストくらいを観ておくともっと理解がしやすいと思います。

で、月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては

この映画の中には結構な悪人が出てきます。
いろんな映画のいろんな悪人を観てきたけど
ある意味、一番の極悪人だと私は思います。
自分の罪を他人に、それも社会の一番弱い立場の他人に擦り付け
自分は善人として死ぬなんて、サイコパスの殺人鬼より
何百倍も悪人だと思います。

だけど、

あらすじのところにも書かれているように
遺伝性の病気でやがて目が見えなくなることを
知っていながら産んだ子供のために必死で生きているセルマ。
でも主人公のセルマの頑なさが私的にはどうしても許せなくて
そこまで子供を愛しているのなら、
もっと用心深くしていれば人の悪意を呼び起こさなかったのに〜
周囲の人の親切をもっと素直に受け取ればミスも無かったかも?
素直じゃないからかえって周囲に迷惑をかけてる。

この映画の主題はそこでは無いと思うけど
どうしても主人公が好きになれないと
私は主人公から心が離れてしまう。

だから衝撃的な結末にもどうしても泣けなかった。
だってそこまでして守ったとしても
その子供は○○○の子になってしまうのですよ!

あなたはどう感じるでしょうね?

星のナターシャnova