「ハードゲイ」クルージング 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
ハードゲイ
という言葉を日本人に知らしめた問題作です。
ハードゲイを題材とした犯罪映画なので、最近流行の同性愛自体を主題に据えた作品を避けている私も拒否感はありません。
何といってもポパイ刑事とリーガンちゃんを演出したフリードキン先生ですから、重量級の猥雑さは天下一品です。暗部をグリグリえぐるような独特の雰囲気なので好き嫌いははっきり別れますが、70年代の問題作の一つである点は間違いありません。
確かに脚本が破綻している部分が散見されていますが、最近の何言いたいんだかよくわからない作品(PTA、ノーラン、キューブリックなど)を珍重する傾向からすればおとなしいもんです。
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