「スマホゲーやった人が懐かしむ為の映画」特別編集版 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント 小さな挑戦者の軌跡 Equinoxさんの映画レビュー(感想・評価)
スマホゲーやった人が懐かしむ為の映画
この映画単体では意味がわかりません。
ちゃんと調べずに映画館に行った私が悪いと言われればそれまでなのですが、後で調べたらスマホアプリ内で公開されたらしきアニメの総集編でした。
登場人物も何の説明もないキャラクターが登場したり、何の説明もなく仲間になったりいなくなったりします。超級覇王電影弾みたいなやつは仲間になる過程が描かれてましたけど、青い髪のあいつ、なんなんですか。俺達ライバルだとか言ってませんでしたっけ?
それぞれのエピソードも細切れな上に薄っぺらいので何が起こったのかよくわからないしこの手の映画ならメインディッシュとでも言うべきMAもよくわからない内に破壊されます。そこが一番熱いとこじゃないんでしたっけ?
最後は俺達の戦いはこれからだ、みたいなノリで終わるわけですけど打ち切りサ終だったんでしょうか?
本編側の登場人物も唐突に出てくるので、それによって本編を観ていればあの時期の話なのね程度はわかります。それもなかったら本当になんもわからん状態だったかもしれません。
総集編なんてそんなもんだろうと言われればそれもその通りです。そして、私は今まで全く知らない物語の総集編映画を観たことがなかった、ということにここで気付かされました。映画館で総集編を観た回数自体数える程しかなく、Zガンダム、Gレコ、アルドノア・ゼロくらいです。いずれも本編を何度も何度も観た後で観ているので不明な点はその記憶で補完できていたのかもしれません。Gレコなんかは総集編の方が本編よりわかりやすいかもしれませんが、あれは26話を映画5本分にしているので12話を1本分にまとめている本作よりも余裕があります。単純比較してはいけない様に思います。
とにかく、本編を知らない状態で総集編を予備知識無しで観るとこうなるという体験を出来たことはよかったです。
それ以外に鉄華団が映画館でポップコーンを食べるという地獄の様なオマケの紙芝居動画と、一期二期の繋ぎの時期の鉄華団みたいなオマケ動画も同時上映です。前者はともかく、後者は悪くなかったと思います。わざわざ観に行ってよかったって程でもないんですが、ウルズハントが意味不明だったので、こちらが救いになりました。
あと、最後に。主人公の声優さん、申し訳ないですけど下手すぎです。棒読みだし少年らしさもないし、途中まで主人公は女性なのかと思ってました。他にいなかったんですか?
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