劇場公開日 2025年9月5日

「お咎めなしなのか」銃弾と正義 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 お咎めなしなのか

2025年9月14日
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鑑賞方法:映画館

2025年劇場鑑賞248本目。
エンドロール後映像無し。

内容全然知らないでインド映画だというだけで観たのですが、ちゃんとスーパースターラジニ (バーン!)と冒頭に出てきて安心。今回のラジニカーントは現役バリバリの警視で、悪党を裁判無しで射殺するジャッジ・ドレッドを地で行います。こんなの漫画の中だから成立するんじゃないのかよ!でもインドならありそう!

この映画2023年っぽいので2年前ですが、それでもラジニカーント御年70を超えているのに普通に悪党をバッタバッタとぶっ飛ばしていきます。マ・ドンソクかよ。
西部警察だったら問題にならない犯人の射殺も、一応裁判で適正だったか審問はあるものの、流れ作業でまぁいっかで済まされていきます。そこにでっかいおじいちゃんでおなじみアミターブ・バッチャン演じる判事がおかしいだろ!と事あるごとにツッコミを入れます。そんな中起こった事件を解決する中問題が起こり・・・という話で、インド映画にあるまじき160分台と短めな尺の中事件解決に向かっていきます。
この問題が正直取り返しのつかない大失態で、絶対主人公もお咎めなしになるわけないんですが、スーパースターを誰も責められないのかなんかうやむやになってるのがモヤモヤはしました。
インド警察の腐敗はたびたびインド映画を観ていると出てきて、正直こっちは映画でしか情報を得られないのでホントに酷い国なのかなと思ってしまいます。この特例射殺という制度もホントにあるのか調べてみましたが分かりませんでした。出てこないということはないんでしょうか。

ガゾーサ