「正義の重さを伝える傑作」銃弾と正義 さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)
正義の重さを伝える傑作
インドでは警察官による私刑、特例射殺という制度があることが驚きでした。
法の網をくぐり抜ける悪党の再犯を止めるため正義と信じて銃を放ってきた警視。
しかし、どんな制度も良かれと思って制定されたはずが、必ずそれを逆手に取って悪用しようとする悪党が現れるもの。
結局、不合理に見えてもルールに従って正義を行使することが、遠回りではあるけれど唯一の道だというメッセージを受け取りました。
お約束の派手なアクション、歌とダンス、シリアスと笑いが絶妙に散りばめられたインドエンターテインメント満載で楽しめました。
全ての登場人物が、悪党ですら悪党なりに魅力的なキャラ作りは映画大国の風格を感じさせます。
更にIT大国でもあるインド。ハイテク機器が絶妙な存在感を出していました。ハッカーの兄ちゃん最高!
複雑なストーリーで真実と欺瞞が二転三転する構成も秀逸でした。
しかし、警視による特例射殺をテーマしている割には、豊富に挟まれる乱闘シーンで悪党一味が警察一味にどんどん撃たれるのって…
?????(笑)
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