「鮎子さんが魅力的でした」無こその存在 あるいは鮎子の人生 hazukiさんの映画レビュー(感想・評価)
鮎子さんが魅力的でした
いつまで経っても正確に覚えられない気がする長いタイトルから、また、主人公の鮎子はテロ資金を詐欺で稼ぐという過激な設定から、理解しにくい内容かもしれないと少し危惧していたら、そんなことは全くなく、飽きさせない展開で、最後まで楽しめた。
鮎子役の佐久間あゆみさんは、不思議な魅力のある俳優さんで、無愛想な不満顔の間に差し込まれる(詐欺を働く時の)とびきりかわいい笑顔まで、さまざまな表情を見せてくれて、今後のブレイクを期待。ディエゴ・マルティーナさん演じる謎のイタリア人レオは、最後まで謎の存在、本当は誰なのか、と想像して、見終わってからもなお関心は尽きない。二人の軽妙なやり取りも楽しい。ちなみに、鮎子という名前に由来はあるのだろうか?
コメントする