劇場公開日 2025年10月3日

ジュリーは沈黙したままでのレビュー・感想・評価

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3.0起きてみてるのが難しい

2025年10月18日
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鑑賞方法:映画館

癒される

主人公ジュリーは日本で言えば女子高生のテニス選手。同期の友達が自殺してコーチのセクハラが疑われる、という話。

タイトルに沈黙したままでとあるが、意外と喋る。なんならブラックドッグの中国人男子の方が沈黙したままだった。

あっちの沈黙は、全然眠くならなかったが、こちらはテニスのポーンポーンというボール音が響き、メトロノームのように心地よく眠りの世界に。

ハッ!として、物語を追うが進展がない?
ごめんなさい、と謝りたい気持ちになるだけで終了。

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minavo

5.0タイトルなし

2025年10月12日
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鑑賞方法:映画館

結構ハイコンテクスト。最初から状況に入っていく。少しカメラは下から語らないジュリーの硬い表情をずっと映している。ずば抜けた才能を持つ彼女はクラブの会費を払わず、そこまで才能のない裕福な子どもたちでクラブが回っていることも分かってくる。その振る舞いは彼女を仲間から孤立させざるを得ない。だからこそ、コーチが変わる中で、ジュリーが仲間と関係を作っていく過程がいい。ジェレミーとジュリーのやり取りから、このコーチがDV体質であることは分かるし、新しいコーチに触れられた時の彼女の過剰反応で、何が起こっていたのかも推測できる。

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Emiri

3.0新しい試みとしてはいいのかもしれないけど

2025年10月11日
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鑑賞方法:映画館

とあるテニスコーチの教え子が自殺。そのコーチに教わってた別少女の動向。

各シーンが絵画の様な構図で明暗加減もいい。
でも個人的にはネタ見せの少なさが軽くストレスだった。映像と空気感の良さだけでは、途中で飽きてしまう。

あと主人公の設定がスター過ぎて面白味に欠けた。

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石岡将

3.0やめろと言われたのでやめた

2025年10月9日
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鑑賞方法:映画館

本作を観て、パワハラ啓発を読み取る者もいれば、困難の中で育まれる友情や目標に向かって努力する姿に感動する者もいるだろう。あるいは指導する側・される側双方の重圧がテーマかも知れない。いずれにせよ多様な見方が可能と思われる。
主演が本物のテニス選手だけあって特別なリアリティがあった。軍隊式腕立て伏せを女子があの回数できるのは凄い。ではあるが、これはテニスそのものを描いている訳では勿論ない。何かのハラスメントを匂わせてはいるが、それは「ジェレミー→アリーヌ」なのか「クラブ→ジェレミー」なのか、あるいは意図的か否かに関係なく選手達に情報を伝えず不安なままにしておく「クラブ→選手達」かも知れない。さらに、特別扱いは勿論、期待さえも形を変えたハラスメントとなり得ることが示される。
監督の意図とは多分違っているだろうけど、指導や雇用を通じて発生する上下関係の居心地の悪さを意識せずにはいられない。

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ひろちゃんのカレシ

2.0サスペンスを期待したが。

2025年10月8日
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鑑賞方法:映画館

クラブで何が起こったかは予想できる。おそらくジュリーは練習に集中したいから事件に関わりあいたくないんだな。さてこれからかな?ってとこで終わってしまった。

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あらじん

3.0ドラマとドキュメントを融合したほうがいい作品

2025年10月6日
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鑑賞方法:映画館

単純

ジュリーは沈黙したままでを観たが、色々考えさせられた。ベルギーのテニススクール内でのコーチと生徒のパワハラ騒動内での出来事をジュリーの視点で描いたが、むしろドラマとドキュメントを融合しても良かったのでは。日本だけでなく、世界のどこかでスポーツのパワハラがあるんだとこの作品で再認識。

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ナベさん

1.5うーん雰囲気映画過ぎるだろ

2025年10月5日
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鑑賞方法:映画館

初めのコーチ解雇事件だけで何も起きない。実際はそうかも知れないが、物語、映画としては物語を転がさないと面白みにかける。
コーチが出演の時に顔に影が出たりと撮影では凝っているし、無駄なカットを入れずに極力少ないカットで構成している事は評価したいし、映画だ。

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るい

2.5あやふやクラブ

2025年10月5日
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単純

難しい

エリートテニスクラブで、プロを目指して日々修練中の15歳の少女ジュリーが、コーチの謹慎、交代に揺れる話。

同クラブの有望株のアリーヌが自死したことを切っ掛けに、彼女のコーチでもあったジェレミーが、何かしらのよろしくない関与をしているらしい雰囲気を匂わされ、指導停止すると告げられて始まって行く。

選手が相談できない空気がー的なこと言いつつ、その説明の場すら言いたいことを言えない空気感ですが…と違和感を覚えつつ、選手への個別聴取となる中で、タイトル通りジュリーは沈黙する訳で、さて何があったのかということですね。

核心部分は明確には示されないけれど、沈黙する理由はまあわかるし、ジュリーの機微のみせ方も良いけれど、バッキーとの関係は良くなったということなんですかね?
自分にはそうはみえなかったんですが…。

ムダな間やシーンも多いし、どうせこの尺使うなら、練習だけで良いから事前のジェレミーとの関係性を序盤でみせるとかしたら良いのにと感じた。

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Bacchus

3.5サスペンスじゃないよー。

2025年10月5日
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鑑賞方法:映画館

何か犯罪めいた物を期待してた自分がゲスかった。

死んだ友人とジュリーとコーチ、3人の間になんかあった事はまちがいないんだが、それがこの映画の本質じゃない。皆んなで沈黙したジュリーの心の揺れを共有する話だった。
まあ、なんかあったわけだけど沈黙の中、彼女が何かを心で醸造していくのを、やはり沈黙して暗い映画館という部屋でみんなで考える趣向です。
沈んだトーンの絵とオシャレなフレーミングが美しい。

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masayasama

4.5この映画凄い!とても上手く出来た脚本でした。何通りにも解釈出来る脚本。

2025年10月3日
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@FansVoiceJP 様試写会にて

この映画凄い!とても上手く出来た脚本でした。何通りにも解釈出来る脚本。

本作が長編デビューのレオナルド・ヴァン・デイル監督の才能が冴え渡る。

主役はテッサ・ヴァン・デン・プレックス。現役のテニス選手だ。なので黙々と練習シーンは見応えがありとてもリアルだ。

ジュリーと同じコーチに指導を受ける選手が自殺した。コーチは指導停止となる。テニスアカデミーは調査に乗り出し、コーチとも自殺者とも近しい所にいたジュリーも執拗な質問攻めにあう。

このシーンが辛い。ジュリーが2次被害を受けないかと心配になった。

ジュリーは何も言わないのに感情が痛いほど伝わってきます。

ジュリーは何も語ろうとせず黙々と練習に励む。

この練習シーンがまたいい。やはりここでも無言だ。無言でひたすらボールを追うジュリー。
ストレスを振り払うかのように、
集中力で雑念を追い払うかのように。

これ程無言のシーンで感情を描いた作品があっただろうか。

何かあったのか?何もなかったのか?描かれないまま映画は進む。その為シーンの度に幾通りにも受け取れるのだ。脚本が秀逸。撮り方もいい。演技も良かったです。

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snowwhite

2.5何を描くかではなく、何を描かないか

Kさん
2025年10月1日
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鑑賞方法:試写会、映画館

《試写会にて鑑賞》

コーチの指導停止と教え子の自殺。

ジュリーを待っていたのは大人たちからの
ヒアリングによる精神的負担でした。

実際の選手が演じているからこそ
息苦しさがリアルに伝わってくる。

事件の詳細な背景を描いていないところが
特徴的で観客の想像を掻き立てられます。

35㎜と65㎜フィルムで撮影された映像により
さらに重厚感が増した仕上がりに。

メンタルヘルスの重要性について学び、
そこには言葉にしない静かな抵抗がありました。

本日はありがとうございました。

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K

3.0責められざる者

2025年7月8日
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鑑賞方法:試写会

単純

知的

将来有望な高校生の女子テニス選手のアリーヌが自殺し、その指導員ジェレミーが休職処分に。同じく指導を受けていたジュリーは固く口を閉ざし…
ダルデンヌ兄弟が製作に加わっているだけあって劇伴もドラマチックな演出もなく、アリーヌの死の真相、ジェレミーとの関係、そしてジュリーが沈黙し続ける理由など、様々な謎が明かされずドキュメンタリータッチで進む。
ずっとテニス一辺倒だった彼女が、アリーヌの死によって1人の高校生であるという認識を強め、クラスメイト達もそんな彼女を疎外せずに楽しく共に学校生活を送っていく。明確には提示されないながらも、そうした心境の変化によりジュリーが沈黙する理由が察していけるような演出にしている。あと劇伴未使用と前述したが、あるシーンでのみ緊張感を煽るメロディを用いているのも印象強い。ジュリーは決して責められる者ではないのだ。
全編通してとにかく地味だが、秋シーズンの10月公開にじっくり観るに適しているかも。

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regency