「何を描くかではなく、何を描かないか」ジュリーは沈黙したままで Kさんの映画レビュー(感想・評価)
何を描くかではなく、何を描かないか
《試写会にて鑑賞》
コーチの指導停止と教え子の自殺。
ジュリーを待っていたのは大人たちからの
ヒアリングによる精神的負担でした。
実際の選手が演じているからこそ
息苦しさがリアルに伝わってくる。
事件の詳細な背景を描いていないところが
特徴的で観客の想像を掻き立てられます。
35㎜と65㎜フィルムで撮影された映像により
さらに重厚感が増した仕上がりに。
メンタルヘルスの重要性について学び、
そこには言葉にしない静かな抵抗がありました。
本日はありがとうございました。
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