「モヤモヤが残った」鯨が消えた入り江 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
モヤモヤが残った
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香港の人気作家ティエンユーは、新作小説に盗作疑惑が持ち上がり、世間から激しいバッシングを浴びた。心に深い傷を負った彼は、かつて文通していた少年が教えてくれた、天国につながるという、鯨が消えた入江、を探しに台湾へと向かった。台北の飲み屋でぼったくりに遭い、酔い潰れてしまったティエンユーは、地元のチンピラであるアシャンに助けられた。ティエンユーが旅の目的を打ち明けると、鯨が消えた入江を知っているというアシャンからそこへ連れていってあげると言われ、2人で旅が始まり・・・さてどうなる、という話。
ストーリーがわかりにくかったのだが、香港のティエンユーの自分の家の郵便受けと10数年前のアシャン少年の郵便受けが時空を超えて繋がっていた、という事だけはわかった。
そして、そこに違う手紙を入れたら現在が変わる、ということもわかった。
わかった上でモヤモヤが残るのはなぜだろう。
もし台北に行くな、という手紙がファイナルアンサーだったとしたら、そもそも自分の書いた手紙をもとに女性が本を書くことが出来なかったのでは、という疑問が湧いてしまった。
少年が殺されないように過去を変えようとする美しい話なのだけど、頭がついていけなかった。
そんな事考えずに、感じろ、と言われれば、良い話です。
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