プリンス・オブ・ブロードウェイのレビュー・感想・評価
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DNA鑑定書をレヴォンなぜ渡さなかった
ニューヨークの路上で偽ブランド品を売り、生計を立てる黒人青年ラッキーは、ある日、昔の恋人が現れ、存在すら知らなかった息子を連れてきた。そして、2週間預かってくれ、と1歳半の幼い子を置いて居なくなった。突然パパになったラッキーと幼い子どの生活が始まり、本当に自分の子なのかと疑問を持ちながらも世話をし・・・そんな話。
ショーン・ベーカー 初期傑作選にて劇場鑑賞。
ラッキーに押し付けられた幼な子の仕草が可愛かった。あれ演技なんだろうか、と思うくらい自然だった。
ベッドでラッキーの頬を無邪気にたたくプリンス、料理を作るラッキーのエプロン姿、など細かな所でもほっこりさせてもらった。
意を決してDNA鑑定を受け、郵送されて来た親子鑑定書を自分で開けずボスの所に持っていって結果を聞いたのはなぜ?
文盲設定?それとも1人で結果を知るのが怖かった?
その鑑定書をボスはなぜラッキーに返さず自分のジャケットにしまった?
もしかしてラッキーとの親子関係はなかった?
色々余韻を残す結末だったが、この作品も面白かった。
この監督、すごいですね。
75点ぐらい。いい話だった。
インディーズ配給であったため不当に埋もれてしまった傑作。
ニューヨークって寒いんだ❄️
バッタもんの店の店主Levon役、カレン・カラグリアンはANORAでトロス=キリスト教の神父=ロシア人富豪息子のお守り役の人ですね!今作はANORAの時より若いからか役作りか、彼の最初の登場シーン:横顔見せて店まで歩く姿は、若いときのデニーロか!と思うほどかっこよかったです!ラッキーも仲間も色々な彼女たちもよかった。ベイカー監督はキャスティングがとても上手いと思いました。
ボスであるレヴォンとラッキーの仲間や友達や彼女やその親友がそれぞれに事情があり、面倒であり、勝手でもあり、泣いたり吐いたり喧嘩したり謝ったりクールダウンしたり。アップダウンが激しいけれど、いつしか赤ちゃん「プリンス」が中心に居ることで、なんだか笑えて幸せになり、寒いニューヨークのお伽話のようだった。本当はまだまだ大変さが待ってる!不法移民、グリーンカードと問題山積。でも前を向くパワーと仲間に力づけられる💪生きていくんだ!
この映画だけでないかもしれない。でも、映画で救われたことがある、かな。この監督にとても救われて。なんていったらいいかわからない、だけど、ありがとう、頑張ってみる、を言えるかな
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