「さすがに青臭さが残るベイカー監督のデビュー作」フォー・レター・ワーズ sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがに青臭さが残るベイカー監督のデビュー作
アホな男子大学生たちの一夜の乱痴気騒ぎ。延々と下品な会話ややんちゃを繰り返す。興味の対象はもっぱら女の子とSEX。でもやんちゃと言っても、今みたいに特殊詐欺や闇バイト強盗、性加害など悪質で陰湿なものではない。
メンバーをよく見ると、イタリア系、ユダヤ系、いじられキャラ、陰キャラ、オタク、モラトリアムといろんなのがいる。
キャラを掘り下げて、将来への不安とか、祭の後の寂しさみたいなものをまぶせば、傑作になったかも知れないが、そうせず普通のバカ騒ぎをありきたりに描いたところが、デビュー作らしくてむしろ良かった。
この後彼らが社会に出て、911とかリーマンショックを経験し、どうなっているか、30年後のリユニオンも見てみたい気がする。
唯一の大人 カレン・カラグリアンが本作でも存在感あり。
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