「ニヤニヤしながら見てると、いきなりグサリ」ワン・バトル・アフター・アナザー ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)
ニヤニヤしながら見てると、いきなりグサリ
元革命家の男とその娘、彼らを執拗に追う変態警部。
ガンアクションあり、カーアクショありだが、アクションシーン以外でも登場人物が実にうまく描き分けられていて、面白い。これまでのポール・トーマス・アンダーソン作品は、映画の質としての高さは認めるものの、いまひとつ楽しめなかったが、これはその壁を突き抜けた。
ニヤニヤしてしまうユーモラスなシーンもいくつもあるのだが、そのあといきなりグサリとくるシーンがあったりで、緩急のうまさに舌を巻いた。
ショーン・ペンのすごさが印象的だったが、彼の哀れなラストは、「サブスタンス」のラストを思い出させた。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。


