「BADBYE」V/H/S 85 ブレミンガーさんの映画レビュー(感想・評価)
BADBYE
V/H/Sシリーズ、2025年怒涛の4本公開の大トリは1985年を舞台にしたストーリーで、無事4本とも鑑賞できて達成感がありました。
ただ4本の中でも今作が単体でも総合的にも微妙な出来だったな〜という感想が拭えなかったです。
1本目は湖で遊んでいたヒャッハーたちが何者かに撃ち抜かれたかと思ったら何故か不死身になっているという話で、顎がプランプランしていたり、脳みそがドロっと出ていたりとグロさはしっかりあるんですが、話を放り投げて次のエピソードに進んでしまうので単体だとかなり物足りない1本でした。
2本目はTV局で放送していたかと思いきや地震で建物が崩壊して、なんか地底世界に迷い込んでみたいな話で、カメラマンが鬱陶しいのもあってあまりのめり込めず、尚且つこんにちはしてきたモンスターが唐突すぎて微妙でガッシャンガッシャンやかましい印象でした。
3本目は舞台ものかと思ったら電脳世界に飛び込んで、電脳の神と接触してグチャグチャにされる話で、ストーリーなんかはあってないようなものですが、電脳の神に切られた部位が現実でも切られたり、目ん玉飛び出るくらいバチボコに打ちのめされていて、絵面だけで今作の中では一番面白いなと感じました。
4本目は1本目と繋がるストーリーになっており、それぞれで謎めいたものがバシッとハマるのは気持ち良かったですが、単体だと銃持っていざゆけ〜な話なのであまりテンションは上がらず。
5本目は予知夢もので一番グロかったので満足度は高いですが、これまたストーリーが薄いので3本目と肩張れるかな〜くらいの印象です。
合間合間に挟まる映像もストーリーには一応組み込まれているので、1本としての映画の繋がりは今年公開のシリーズの中でも一番あったんじゃないかなと思いました。
アメリカでまだまだ作っているのであれば、たくさん日本に輸入してきて下さいな。
お待ちしておりますよ〜。
鑑賞日 12/1
鑑賞時間 16:10〜18:08
