パトリックとクジラ 6000日の絆のレビュー・感想・評価
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あっという間に終わった
6,000日の絆を感じさせない。
あっさりと終わった。
もう少し絆を感じる鯨達の映像が観たかった。
それとインタビュー映像ではなく
単にナレーションだけにして欲しかったかな。
ただ映像は美しいので
大きなスクリーンだったら没入感を感じたかもしれない。
年間300日は海に出て、20年以上にわたってクジラを記録し続けて...
年間300日は海に出て、20年以上にわたってクジラを記録し続けてきたカメラマン、パトリック・ダイクストラとマッコウクジラとの交流を描いたドキュメンタリーです。
冒頭、10頭以上のクジラが水面近くで静かに立って眠っている傍に彼が泳ぎ寄る姿を見るだけで「わぁ~」と声が洩れてしまいます。彼は区域のクジラの群れそれぞれを認識し、その一匹一匹を個体識別しています。そして、何年もの時間を掛けてクジラとの距離を詰めようとするのですが、それでも親しく成れたのは15匹程度、手を伸ばせば触れる程に近づき意思が通い合うと思える程になれたのはたった2匹なのだそうです。その経緯を描く映像がとにかく雄大です。
僕自身はクジラに特別な興味はないのですが、本作を観ていると生き物としてのクジラに沸々と興味が湧いて来ます。
「ええっ、こんなに群れるの?」
「クジラにはなぜそれが分かるの?」
と「?」や「!」が次々噴き出て来るのです。
しかし一方で、「いい絵を撮りたい」と人間が欲をかいて近付くと、十年かけて築いたクジラとの信頼関係もたちまち瓦解してしまうというのも非常に示唆的でした。
クジラを追うカメラマンは世界中に多くおられるでしょうが、こんな映画が出ると「やられたなぁ」と嘆息するのではないでしょうか。クジラ好きは勿論、海好き、生き物好きの人は必見の作品です。
思った以上に地味
2025年劇場鑑賞231本目。
エンドロール後映像無し。
クジラを追ったドキュメンタリーですが、パトリックさんとの絆を強調したタイトルなのでパンダ映画のフーバオみたいに泣ける感じを想像していたのですが、そうでもなかったです。思っていたよりクジラって人間を個として認識してくれるんだな、という所には驚きでしたが、出落ち感というか、それを知ってしまった後は消化試合みたいな感じでだんだん退屈になってしまいました。最後の上下逆転の映像だけは空にパトリックとクジラが浮かんでいるみたいできれいでしたけどね。
集団座礁したクジラを観に行くくだりは良かったので、もっと陸でのパトリックの様子があれば(どうやって資金調達しているのかとか、海に行く準備のところとか)ドキュメンタリーとして面白くなったのになと思いました。
意思疎通
灼熱の夏にという意味でも素晴らしかった。 クジラ、いやクジラさんと...
【水中カメラマン、パトリックがマッコウクジラの群れと長きに亙り交流するシーンを描いたドキュメンタリー映画。神秘的であり、クジラの不思議を感じさせてくれる映画でもあります。】
ー 水中カメラマン、パトリックが、子供時代に博物館で、シロナガスクジラの模型を見てその大きさと美しさに衝撃を受け、息のつまる弁護士の職を捨てて、カメラマンの道に進んだ事が彼自身の口から語られるが、ちょっとビックリする。
だって、ウォール街の弁護士だよ。年収が・・、などと思った私が浅はかでありました。ー
パトリックはマッコウクジラの群れを長きに亙り追い続け、特にドミニカの海に棲む”ドローレス”と名付けた雌のマッコウクジラと、特に交流を深めていくのである。
マッコウクジラの数体が垂直の姿勢で蒼い海中に漂っている姿は、何だか、神秘的ですらあるし、不思議な生態だな、と思いながら鑑賞する。
不思議な生態と言えば、マッコウクジラの雄が群れで座礁し、海岸に等間隔で打ち上げられている姿を哀し気に見て回るパトリックの姿。彼の説だと、マッコウクジラは仲間同士の絆が強く、一匹が座礁すると心配して他の鯨も座礁してしまうそうである。
パトリックがキャンオープナーと名付けたマッコウクジラとも交流を重ねていくシーン。どのように撮影したのか分からないが、人間と鯨があんなに近い距離で同じフレームに映っているのは初めて見たし、ビックリしたなあ。
そして、キャンオープナーがパトリックに我が子”ホープ”を託し、深海に餌を求めに潜って行くシーン。その後、船上で興奮気味に話すパトリックが”赤ちゃんを預けられたよ!”と話す姿も良かったな。
<今作は、水中カメラマン、パトリックがマッコウクジラの群れと長きに亙り交流するシーンを描いたドキュメンタリー映画。神秘的であり、クジラの不思議を感じさせてくれる映画でもあります。>
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