パトリックとクジラ 6000日の絆のレビュー・感想・評価
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分かりやすいドキュメント。色々考えさせられた。
パトリックは水中カメラマン。クジラを愛し、マッコウクジラとの絆をカメラにおさめたが、この撮影が見事。絆があるケースとないケースがパトリックのインタビューで分かりやすく見事。また、クジラの座礁問題や捕鯨問題も指摘し、色々考えさせられた。見事なドキュメント。
新宿まで見に行ったのに うっかり寝てしまった自分が不甲斐ない
ウトウトしてしまって、特に物語があるわけでないので、
記憶記憶のはざまで断片的に 画像を鑑賞している感じ。
あれだけ鮮明にクジラの目や クジラの質感を 画像でとらえているのはすごいと思った。
夢では、おぼれるのがこわいので でてほしくない、と思った。
個人的には、全てを
パトリックのスゴい個体識別能
パトリックのクジラ愛は本物。
くじらくん認定。
マッコウクジラの大きな頭に小さな下顎。
歯に挟まったイカゲソ。
ダイオウイカ?
焼いて食べたくなった😎
深海での彼らの行動をカメラ撮影しょうと親しくなったメスの身体にカメラをコバンザメ方式で取り付けようとするパトリック。
その先は日本の深海探査カメラチームにお任せください。
メスのクジラがパトリックの元を去るときはいつも糞を噴射して、サヨウナラしてた。
ずいぶんなご挨拶じゃない!って、
怒らないのがパトリック👍
クジラって頭いいのがよくわかる。
ベビーシッターを任されるほど信頼されているのは大したもんだ。
ストーンヘイジのように垂直になった家族が輪になって並んでいるのはテレパシーで交信して、絆を深めてているに違いないと思った。
マッコウクジラの寿命は70年だそうだ。
10歳ぐらいの若いオスクジラの集団座礁事件。メスは群れをして一生を共にするが、オスは10歳になると群れを追い出される。普通は群れないらしい。世を儚んで集団自殺?
哺乳類らしい行動だと思って、悲しくなった。
圧倒的なクジラ🐳の存在感
パトリックとクジラ
人とクジラの愛と友情
最初から最後まで、クジラたちが力強く美しい。
『ダーウィンが来た!』のダイオウイカ対マッコウクジラや、シャチ対シロナガスクジラなどとは切り口が違う。それはそれで大好きなのだけど。
中盤で、座礁したクジラの謎を解明したい、救いたいというパトリックさんの想いが上手く伝わらず、すれ違ってしまうシーンは、まるで失恋でもしたかのよう。フラれたパトリックさんの切ない表情がいたたまれない。
人を認識して、今までとは違う接し方に違和感まで感じるとは、ホントに知能の高い動物なんだな。
ラストの逆さま映像は、ファンタジックなラブストーリーのようで素晴らしかった。
とにかくクジラへの愛に溢れた映画。英語も聞き取りやすくて良い。
72分と短いけど、おそらく何時間でも観てられる。
心残りは、前のほうの席にしようと思ってたのに、ついいつもと同じ席を取ってしまった。
クジラの爺さん、ハーレムやー
75点ぐらい。予想より良かった。
正直あまり期待してなくて低い期待値で観たんだけど、かなり良かった。
クジラにホレこみ、20年もクジラを追い続けるカメラマンのパトリックが築いた、クジラとの絆。
神秘的な幻想的な美しい映像の連続で、映像美と頭よく優しいクジラに魅了されます。
クジラって、頭よくて優しいんだね…
音でコミュニケーションとったり絆が深かったり、興味深かった。
感動した。
クジラは純粋で優しいんだけど、人間って酷いな…
『アバター』を思い出した。
最後に流れる女性ボーカルの曲がスゴくよくてエンドクレジットで確めたら、アリス・フィービー・ルーってアーティストで「Nostalgia」って曲だった。
この曲が素晴らしくて、この作品にピッタリあってて、この作品の良さを引き上げてる。
このアーティストを調べてみたらスゴい日本好きの人らしくて、今まで何回も来日してライブを行ってるそうで去年も来てた(鎌倉が特に好きみたい)
次回は必ず彼女のライブ行こう!
そう思えるぐらい、いい曲で、この曲が流れるなか余韻に浸るエンディングがウットリして最高です。
ぜひ映画館で上映してるうちに、大画面で体感して下さい。
僕は、もう1回観ます♪
愛するあなたのために何ができる?
とんでもなく癒やされる映像である…
観ているうちにマッコウクジラへの愛情がムクムクと育まれてしまうのだ。
この映画のテーマは「愛」だろう。
ーー愛とは何か?
考えさせられる物語が綴られる。
初めはクジラに近づきたいという純粋な愛情だけで動いていたパトリック。
クジラと人との戯れのようなコミュニケーションは純粋な歓びで満たされる。
だが、カメラをクジラに装着しようと試みるところから様相が変わっていく。
きっかけは、幾頭もの雄のマッコウクジラが、同時に同じ浜に打ち上げられた死骸を見たことだった。
群れで泳ぐクジラは悲運も共に享受する。
パトリックは「クジラは仲間を見捨てない」からだと解釈し、愛するクジラのために何かできないかと考え始める。
そのためには、クジラのことをもっと深く知り、それを社会に伝えなければならない。
特に深海でのクジラの行動は謎に包まれている。
そのためにはクジラにカメラを装着して調査する必要がある。
一度目はもっとも親しかったクジラにカメラに装着し、何とか短い映像を得たパトリック。
しかし二度目はーー
5トンの巨体に少しでも押されれば、パトリックは一巻の終わりである。
愛と恐怖の入り混じった感情を吐露するパトリック。
彼が伝える「クジラの感情」ーーカメラの装着を嫌がっている、僕への親しみがなくなった、などーーは、当たっているのだろうか? それとも独りよがりな当て推量に過ぎないのか?
真実と錯覚は容易にひっくり返るものだ。
どんな愛にも続きがある。
初めは見ているだけで幸福だったのにーー
欲望や負の感情が、純粋な愛を蝕み始める。
この映画は、愛を抱える者の葛藤の物語である。
鯨の美しさ。鯨への畏怖。
で、誰が撮ったの? 勝因はパトリックのルックス
オレ、写真やってて、ネイチャー系の。主にクジラ。オレのドキュメンタリー撮らない?
だったのか
やぁパトリック、キミの行動は面白いね。ドキュメンタリー撮らしてくんない?
だったのか。
タイトルが、何年も密着してるように見えるがそうでもない、と思う。
編集の妙も結構ある。かなりある。
音楽がバシバシ鳴るし。
多くの人々が指摘してない?
ヴィルヌーヴ監督の「メッセージ」の実写版のようでもある。あちらも実写だけど。
そしてイカは食われる側だけど。
しかし機材いっぱい持ってって音声分析とかしてない。
いっぺん「科学」をやろうとして失敗したような見せ方になっている。
科学への批判も入っている。
クジラたちは美しい。
その横に毛の生えてない哺乳類という、ハダカデバネズミ拡大版みたいな生き物を並べるとどうも見劣りするものだが、パトリックのルックスはギリ、海の美しさを邪魔しない。一般人にしては横顔や鼻がキレイ、ジャン=マルク・バールじゃん、グラン・ブルーじゃん、タンク背負ってないじゃん、というのがこの映画の最大の勝因だと思う。
話す英語もバカっぽくないが上から目線でもない。
よくあるネイチャーもの方向に落とし込んでない演出。
御涙頂戴ではない感情方向に振り切ってて不思議な感情……喜怒哀楽ではない宇宙的な感情を味わうことができる。
そこを解らない人の感想が妙な愛情ものや宗教がかったものに変換されてたとしても許容するだけの度量もある。
今になって説教くさくないネイチャーもの。
もしかしたら問題作なのかもしれない。
圧倒的な映像!衝撃と感動のドキュメンタリー
衝撃の映画だった。
水中カメラマン・パトリックと2頭のマッコウクジラ(ドローレスとキャンオープナー)の交流のドキュメンタリー。
まずはその驚異的な映像に圧倒されるのだが見ているうちにパトリックと自分がシンクロしてまるで海の中にいるような感覚に取り込まれる。もう完全に映画の中に入り込んでしまうのだ。(私はイルカ・クジラのガイドを仕事にしています)
パトリック自身ももちろん撮影しているのだが、パトリックとクジラを見事なアングルで撮影しているもう1人のカメラマンの存在も忘れてはならない。もう一人の水中撮影はゲイル・ジェンキンソン(女性) 映画の中にもちょっと出てくるが30年以上のキャリアを持つベテラン水中カメラマン。この映像は本当に素晴らしい。
ドキュメンタリーというのは往々にしてディレクターの意図に合うように映像がつなぎ合わされると言う手法が取られるのだけれどどうやらこの映画はそうはいかなかったらしい。マークフレッチャー監督によると途中からクジラが監督を始めて演出をされてしまったのだそう。つまりクジラが何か伝えたいことがあってそれに映画全体が引っ張られて行ったそうなのだ。
パトリックが20年以上にわたって目指してきたのはクジラとのコミュニケーション。その中で1番大切なのは信頼である。途中で彼がドローレスとの信頼関係を失ってしまったと思って落ち込む場面があるんだがここは見ていて本当に辛い。そして最後、彼とキャンオープナーとの絆が描かれて幕を閉じる。まさにクジラによって演出されたラブストーリー。エンディングのドローレスとパトリックのダンスはまさに恋。感動的で美しいラストシーンだった。
・・・
20〜30m向こうにいる親子イルカ。子供が遠くからまっしぐらに僕のほうに向かってきてぐるぐる遊び始める時がある。遊び終わるまでお母さんは近くで待っている。お母さんが僕を指名してくれたのだと思うことにしている。あいつは大丈夫だから行って遊んでおいでって。パトリックがベビーシッターを任されたように。もしそうだったら嬉しいよね。
とにかくクジラがデカすぎるのでスマホやテレビの画面には入りきらない。是非映画館でデカいクジラを見てください。
わかりあうとは
9月のファーストデー2本目。
異種と心の交流はできるか?ドローレスとキャンオープナーという2頭のマッコウクジラに魅せられた主人公の主観で描かれる圧倒的な映像美は、客観的に覗かせてもらう体で撮影される他のネイチャードキュメンダリーとは明らかに一線を画していて、実際に自分が海に潜りコミュニケーションしているような錯覚に陥って面白かったな。
まあ、顎下にカメラを付けるって言い出した時に「そりゃ悪手だよ」と内なるちびまる子ちゃんが呟いたが、まあ実際そうなったわね。これだから自惚れ屋の男ってやつは。
実際思い込みだけでどこまでがクジラの気まぐれかはわからないけど、ラストカットの構図の美しさには息を呑んだし、空を漂うクジラのモチーフもあながちSFではないのかもなと思うほどの説得力を伴った映像だった。これはIMAXで見たいなあ。
それではハバナイスムービー!
海の映像は美しいです
マッコウクジラの近接映像
アメリカ・ウォール街で弁護士をしてお金を貯め水中カメラマンに転身し、BBCの海洋ドキュメンタリー・ブルー・プラネットIIで撮影を担当した経験を持つパトリック・ダイクストラ。少年時代に博物館で見たシロナガスクジラのレプリカに衝撃を受けてクジラに魅了された彼は、世界中を巡り、20年にわたりクジラを追い続けていた。2019年のある日、ドミニカ沖の大西洋でメスのマッコウクジラと遭遇した。そのクジラはパトリックに興味を持ち、近づいてきてコミュニケーションを取ろうと3Dスキャンをしてきた。パトリックはそのクジラにドローレスと名付け、彼女が知られざる生態を教えてくれると信じ、彼女にカメラを装着して深海の様子を映そうと再び彼女を捜しはじめた。さてどうなる、という話。
シロナガスクジラがブルーホウェールなのは良いとして、マッコウクジラがスパームホウェールと英語で言うんだ、と言うことがまず衝撃だった。
精子クジラ・・・なんか気の毒な名前。調べてみると、頭の液が精子だと思われてた事が命名の由来らしい。じゃあメスは?なんて思うけど。
そのマッコウクジラの生態を知ろうと慣れたメスのマッコウクジラにカメラを取り付け深海撮影に挑戦するところが最大の見せ場のように思えたが、カメラの取り付けだけでもなかなか大変なんだということが理解できた。
美しい海やマッコウクジラの近接映像は必見。
そこだけでも観る価値あり。
言葉を越えたクジラの感情が見える映画
クジラ愛に溢れた、濃密なクジラ映画でした。
て、そんなのはタイトル見りゃわかる話だと思いますが笑
息を呑むような、圧倒的な映像、それはもう当然のごとくあります。
人生をかけてクジラを追いかけて、触れるくらいの近さに普通に来れてしまう、そこまで既に到達してる人が撮ってるので、「貴重な映像撮れました」なんてレベルはとっくに超えてしまってる、もの凄い絵の連続です。
そんな凄い映像を、撮り手であるパトリックさん(ご本人がクジラと接触するとこは当然別の人が撮ってると思いますが)の語りを交えて映して行く、それだけの、、まあシンプルな映画です。
それがしかしまあ、濃密で。
そしてなんかこう、感情に訴えかけてくるところがあるのです。
ものすごく。
ネイチャーものって、映像見て凄いなーと思っても、結局のところ結論がよくわからんというか、「こんなにも素晴らしい自然を大切にしましょう」「私たち人間も同じ地球の仲間なんだからかけがえのない地球を守りましょう」とかいうのもどうも嘘くさいし、この映像見て感動してる感情の置き場がよくわかんないとこあると思います。
、、ないですかね?
まあ自分の見方がひねくれてるだけかもしれないですが(笑)。
この映画を見て、初めて、ああこれは大事なことなんだ、と心の底から思えたかもしれないです。
映画の中では、啓発的なことや、押し付けがましいメッセージとか、一切言ってないです。
それでも、この人たちがこれだけクジラに魅了されて映像に残している意味が、おためごかしでなくそれが人間自身にとっても本当に意味があるとなのだと、それが理屈を超えて自分の価値観の中に落とし込まれたような気がしました。
ほんとに理屈でなく、感情で伝わってくるんですよね。
見てもらったらわかるんじゃないかと思います。
こういうことを感じる能力を持った人間という存在が、文明を築いて科学を発展させ、歴史を積み重ねて、今このクジラたちの不思議な世界の入り口に触れることができている。
そんな映像を今目の前に見ることができている今日の自分の幸運を思いました。
兎に角クジラが好きなのね。
素晴らしい映像です。ジャンルとしてはドキュメンタリーになるのかな?
ただ、何かを深掘りすることなく、ただそこにいる大好きなクジラを撮り続けた映像の数々。パトリックさんのセンチメンタルなモノローグは悪くはないけど、もうちょっと少なくても良かったかも。(撮れ高の問題とは御本人の弁www)
舞台挨拶があったので、パトリックさん御本人のお話も直接聞けましたが、兎に角クジラが好きで、会いに行った記録となっています。
それがダメな訳でもないけれど、「映画として」考えると撮影期間とそのご苦労を踏まえても★2が精一杯かな。(^_^;)
BBCやNHKにも負けないクジラの映像は堪能できます。
それ盛ってるで
絆
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