「わかりあうとは」パトリックとクジラ 6000日の絆 きーろさんの映画レビュー(感想・評価)
わかりあうとは
9月のファーストデー2本目。
異種と心の交流はできるか?ドローレスとキャンオープナーという2頭のマッコウクジラに魅せられた主人公の主観で描かれる圧倒的な映像美は、客観的に覗かせてもらう体で撮影される他のネイチャードキュメンダリーとは明らかに一線を画していて、実際に自分が海に潜りコミュニケーションしているような錯覚に陥って面白かったな。
まあ、顎下にカメラを付けるって言い出した時に「そりゃ悪手だよ」と内なるちびまる子ちゃんが呟いたが、まあ実際そうなったわね。これだから自惚れ屋の男ってやつは。
実際思い込みだけでどこまでがクジラの気まぐれかはわからないけど、ラストカットの構図の美しさには息を呑んだし、空を漂うクジラのモチーフもあながちSFではないのかもなと思うほどの説得力を伴った映像だった。これはIMAXで見たいなあ。
それではハバナイスムービー!
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