「深い余韻を残すエピローグ」この本を盗む者は 井筒考庵さんの映画レビュー(感想・評価)
深い余韻を残すエピローグ
ミステリーxファンタジーですが、途中からあれこれ考えずファンタジーに身を委ね、本編物語が終わった後のエピローグの深い余韻に浸る、という感じでした。
ミステリー的には、本を盗んだのは誰か? 何故か? が謎解きの主軸になりますが、終盤に明かされる主人公・深冬と謎キャラ・真白の関係がむしろ素晴らしい謎解き要素。
本作とは関係なくたまたま、アガサ・クリスティの「白昼の悪魔」@1941の新訳@2025を読了したばかりでしたが、途中詮索/探索を棚上げして作品の雰囲気に身を委ね、エピローグのハッピーエンドの深い余韻に浸れる感覚がかなり似ていて、
本作はとても記憶に残る1作となりました。
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