劇場公開日 2025年8月22日

「愚直は不利なのか?」大統領暗殺裁判 16日間の真実 Yumさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 愚直は不利なのか?

2025年8月23日
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鑑賞方法:映画館

パク・チョンヒ大統領暗殺に加担したうちの1人、パク・テジュが軍事裁判にかけられるというストーリーです。

弁護するのはチョン・インフ。裁判は善悪を決めるのではく勝敗を決める場と豪語している彼が、次第に情が入りパク・テジュの極刑を避けようと必死に奔走する姿がとても印象的でヒューマンドラマの要素が強いです。

『ソウルの春』でもおでこが特徴的だったチョン・サンドゥの不正や理不尽さが際立って結果は分かっているので余計に悔しさが込み上げます。国って…軍人って…権力って…と根本的なことを考えてしまいます。

軍事裁判はたった一回の判決で刑が確定してしまうということもあり、とても情緒的な作品でした。

Yum