「前半は申し分なし、後半はちょっと……」三日葬 サミルチャン よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
前半は申し分なし、後半はちょっと……
悪魔憑き系ホラーですが、舞台が韓国で心臓移植がきっかけとなるところが本作の独自固有な部分。東アジア的な雰囲気のなかで、キリスト教国ならではエクソシスト描写があるのはかなり新鮮。
お話的には悪魔に取り憑かれた娘の葬儀シーンがベースでそこから過去の回想で事情が語られるのが前半。ここまでは本当に面白いし、娘さんのキュートな外見と悪魔憑きのギャップも楽しめます。
後半は物語を解決に導くパートになるのですが、悪魔祓い描写もすでに前半見てるので新鮮な感覚はなく、盛り上がりにも欠けるし、ストーリー的にも整理がされてない感じで少し残念でした。
映像的にもお話的にも練られたユニークな作品で、ホラー好きなら見て損はないと思いますが、前半のクオリティを最後まで維持して欲しかったなと強く思います。
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