砂時計サナトリウム

劇場公開日:2025年7月12日

解説・あらすじ

「ストリート・オブ・クロコダイル」などのストップモーションアニメでカルト的人気を誇り、多くのアーティストに影響を与えてきた双子の映像作家、ブラザーズ・クエイが19年ぶりに発表した長編作品。ポーランドの作家ブルーノ・シュルツの神話的かつ詩的な短編集に着想を得て、時間と記憶、幻想と現実が交錯する夢のような世界を、人形アニメーションと実写を融合させた映像で描き出す。

青年ヨゼフは死期が迫った父を見舞うため、忘れられた支線を走る幽霊のような列車に揺られてガリシア地方を訪れる。到着したサナトリウムはすでに活気を失っており、怪しげな医師ゴッタルダがその場を取り仕切っていた。ゴッタルダはヨゼフに対し、「あなたの国から見ればお父様は亡くなったが、ここではまだ死んでいません。ここでは、一定の間隔で常に時間が遅れているのです。その間隔の長さは定義できません」と告げる。やがてヨゼフは、そのサナトリウムが現実と夢の狭間に漂う世界であること、そしてそこでは時間も出来事も確かな形を持たずに存在していることを知る。

ヨゼフ役に「プライムタイム」のアンジェイ・クワク。

2024年製作/76分/イギリス・ポーランド・ドイツ合作
原題または英題:Sanatorium Under the Sign of the Hourglass
配給:グッチーズ・フリースクール
劇場公開日:2025年7月12日

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映画レビュー

2.5 画の造り込みはいい

2025年8月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

実写と人形劇が組み合わさり、同じ場面の反復が続く試みは面白いと思いました。また、描写も独特で普通の映画では見られないものばかりで良かったです。

ただ、ハイコンステクスト過ぎて原作未読の私には何が起こっていたか全くわかりませんでした。
(後にパンフレットで全体像を把握しました)

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AUG

0.5 始まって10分も経たずに寝てしまった

2025年8月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

実写とストップモーションアニメーションを組み合わせた映画。
全く面白くなくて、始まって10分も経たずに寝てしまいました。
途中何度か目覚めたけれど、意味が全く分からない映像が続いていました。
それなので、感想は言えません。

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ねこたま

5.0 堪能しました

2025年8月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

クエイ兄弟もの、大好物なので、堪能しました。
筋は、確かにわかりづらいかもですが、全く気にならないです!とにかく、この世界に没入したい。

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いっつん

2.0 Chaosmos

2025年8月3日
iPhoneアプリから投稿

海外のストップモーションアニメってそれぞれ独自の作り込みがされていてとても好きなので、実写混じりの今作ではどう表現されているのかなと気になり鑑賞。

これは原作を読んでないと全く分からないやつか…?ってくらいジメッとした作品でした。
ストップモーションアニメは期待通り個性的なもので良かったんですが、ストーリー周りと話の組み立てが複雑かつ繰り返しが多く好みではなかったです。

全体的にシックな作りになっているので、オシャンティ〜と思いながらアートを観るような感覚で観る方向に切り替えたのでまるで美術館気分でした。
時間を反復しまくって時系列を静かに、だけど派手にいじり倒しているので面白さに繋がっているかというよりかは混乱してしまう作りだったので中々辛かったです。
独特なオーラを放っているセットだったり小物だったりのこだわり具合は異常とも取れるレベルです。

性癖は面白いくらい出ており、特に女性の下半身へのフォーカスがかなり多く、監督はそこんとこお好きなのねという、作品の雰囲気とはまた違う人間味を感じられたのは良かったです。

まぁ監督のファンではなかったのでターゲット外だっただろうなーとは思いました。
かといって今作が導線になっているかというと…んーなってないかなぁ…。

ストップモーションアニメでも狂っていてほしい過激派なんだなと再確認しました。

鑑賞日 8/1
鑑賞時間 12:20〜13:46

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ブレミンガー