「素晴らしかった」スプリングスティーン 孤独のハイウェイ 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしかった
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『ネブラスカ』はビリージョエルの『ナイロンカーテン』と同時期に、同じく社会派の内容で比較されていて、『ネブラスカ』は会社の重役のように暗いだけでまるでいいと思えず『ナイロンカーテン』はよく聴いた。のちに『ネブラスカ』の中の『ハイウェイパトロールマン』を原作とした『インディアンランナー』を見てすごく感動して改めて『ネブラスカ』を聴いたがやはり全くピンと来なかった。それは歌詞に重点を置かれた楽曲だからで、歌詞カードをよく読みながら聴いていたら違ったかもしれない。今回は映画で、曲に合わあせて日本語訳の歌詞が流れるため、とてもよかった。
デモのカセットが音源だったとは思いもしなかった。しかも壊れたラジカセでミックスダウンの録音をしている。その味は再現不可能だ。
うつ病で苦しんでいたとは驚いた。陽気でタフなアメリカ男の代表みたいに思っていたら全く違って女遊びもしない。もしかしたら童貞なのかとすら思わせる。付き合っていたシングルマザーの扱いがひどい。両親にお金を渡して家まで買ってあげていたくらいなので、彼女にも大金を渡していたらきっといい感じでその後復縁もあり得たかもしれない。
マネージャーがすごい。全く搾取せず、ブルースの創作に寄り添っている。なんなら『ボーン・イン・ザ・USA』を『ネブラスカ』にねじ込んですべてを台無しにしてもおかしくなかった。その『ネブラスカ』が全米3位にまでなるとは、リスナーの理解度もすごい。アメリカロックカルチャーの豊かさを示している。
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