「Killer Love」ローズ家 崖っぷちの夫婦 ブレミンガーさんの映画レビュー(感想・評価)
Killer Love
先行試写会にて鑑賞。
小田井さん・LiLiCoさん夫婦のトークショーから始まり、本編へ突入という感じのスタイルでした。
ちょーっと自分には合わないコメディかなぁと思いました。
あんまし茶化してほしくないところを茶化していたり、ドタバタどころじゃないくらい暴れぶっ飛んでいたのでどんどんテーマは何処へ?となってしまい、あんまり乗り切れなかったです。
序盤は夫婦の好きなところ10個を言う流れで、ほとんどが悪口で埋め尽くされて2人で笑っており、カウンセラーに呆れられるというところから始まり、そこから時系列を遡って2人の出会いを描き、ズキューン!とときめいてそのまま冷凍室でハグキスしまくりるという、まずそこは寒いやろ!とツッコミを入れたくなったんですがなんだか幸せそうなので良かったです。
そこから時代は進み、夫の仕事でやらかしが起こってしまい、夫婦間にも亀裂が入っていくといった感じでブラックコメディがよりどす黒くなっていくという感じで進行していきます。
このどす黒さ具合がちょっとエッジが効きすぎていて、基本的には罵りまくり、嫌がらせしまくり、基本的にはfワード連発といった感じなので、胃もたれしてしまいました。
嫌がらせのスケールがド派手だったのは面白かったんですが、割と終盤にギュギュッと集まっているので、そこまでの過程はネチネチしていてあまり合わないなと思いました。
食べ物を粗末にする流れがあったのも個人的にはいただけなかったです。
オチも確かに衝撃的っちゃ衝撃的ではあるんですが、割とあっさりその展開に行ってしまうので、ちょっとカタルシスが足らんかなぁと思いました。
オリジナルの方を観ていたので正しく評価できないのは申し訳ないのですが。
主演2人の好演はお見事で、カンバーバッチの慌てふためく様子や傲慢な様子は良いギャップを生み出していましたし、オリビア・コールマンの狂ったように駆け回る様子も面白さに拍車をかけていて良かったです。
アメリカコメディとの相性の悪さは相変わらずだなぁと思いつつ、いつかバチっとハマる時が来るのかなと思いを馳せながら帰路につきました。
鑑賞日 10/2
鑑賞時間 19:00〜20:45