「「攻殻機動隊」の先見性」M3GAN ミーガン 2.0 みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
「攻殻機動隊」の先見性
劇場公開がキャンセルされ、配信に直行したことから、期待値低めで鑑賞。
酷評されているが、私は嫌いじゃない。
ホラーだった前作から、SFアクションへとジャンル変更を計った本作。
観客の期待は、ミーガンが再び暴走し、大暴れする内容だったろう。だがそれを裏切ってみせた。
それは、ジョーカーの1&2を思わせる。
本作ではミーガンが仲間となって巨悪とと戦う、とまるでターミネーターを思わせる展開。
「そうじゃない」と観客が憤るのも分かる。
でもそれより私が注目したのは、ミーガンが「攻殻機動隊」の「人形遣い」に思えてきたこと。
実際、テーマは近い。どちらもAIと人間の違いとは?を描いた作品。
さらに「攻殻機動隊」の凄さが本作で改めて認識。それは、30年以上前にこの未来を予想していたこと。
残念なのは、ストーリーが複雑になったこと。いやいや、観客はその複雑さ、求めてないから。
もっと単純に、ミーガンのコピーが流出、暴走して、それをミーガンと主人公が止めようとする。
って単純な展開で良かったのでは?と思う。
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