「人間の寄る辺なさ」サタンがおまえを待っている ouosouさんの映画レビュー(感想・評価)
人間の寄る辺なさ
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言ってしまえばボーダーライン的な女性に治療者が乗っかっちゃった、という話だけれど、悪魔が出てくるところが西洋的。トラウマティックな語りが記憶かファンタジーかというのはフロイト時代からの大テーマ。西洋には西洋の、近代化によって取り残されたものがあって、アフリカへの罪悪感とその裏返しの魅惑もあって、医師のあの態度になったのかなと。この辺はユング的。/映画の取材はいいんだけど、最後の演出が扇情的だったのでちょっとマイナス。
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