トリツカレ男のレビュー・感想・評価
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愛する伴侶の喪失からの再生の物語
自己満足や自己顕示欲のためのオタク趣味の男が、恋する気持ちによって、他人の為にその力を発揮する。
本筋は、セカンドラブ。愛する伴侶の喪失からの再生だ。トリツカレ男が介入し、暴走する。もはや狂気を帯びている。
失われた愛を克服して、新しい愛に前向きになるためにはどうしたらいいのだろう。
ラストは考えていたものとは異なった。気持ちを癒す手段が手を繋いで歌うだけでは伝わらなかった。
残念だなと思ったのは、タタン先生が饒舌すぎること。女の人の愛情を男同士でバトンを受け渡すように感じてしまった。これが男のご都合主義に思えた。
何かにトリツカレたい
鑑賞動機:いしいしんじ9割、いやこの絵柄で大丈夫かなでもいしいしんじ作品が映画化されるなんてこの先あるのだろうか1割。
昔何冊か読んだいしいしんじ作品が映画化されると聞いて。寓話というかマジックリアリズムっぽい作風だからアニメなのはいいと思うが、独特な絵柄がどう捉えられるか、だったけど。
問題ありませーん。10分で慣れます。クレヨンしんちゃんだと思えばどーってことない。ミュージカル風なんだけど、歌が上手いし、演出や設定で、いたたまれなさは抑えられている。
最初はどちらかというとダメな人に思えてたけど、いつしかカッコよく見えてくるの不思議。
見終わった後の多幸感がすごい
予告の段階では絵が苦手かも。と思っていたのですが本編が始まるとこのイラストならではの表現がストーリーにマッチしていてより作品の温かい雰囲気を感じることができました。序盤のコミカルな展開がカラフルな色と音楽で彩られていてウキウキした気分が高まったところからの後半の深みのある演出のギャップが良かったです。四季を表す色使いがとても綺麗で紅葉、吹雪の表現が特に印象的。声優の方の優しく温かみのある声がジュゼッペのひたむきで純粋なところにぴったりでジュゼッペの愛おしさが増しました。何よりも歌がいい!ミュージカルをあまり観る機会がないのですが抵抗なく音とセリフが入ってきました。このイラストのタッチだからこそミュージカルという非現実な表現でより童話的な暖かさが引き立っていて良かったです。個人的に冒頭のジュゼッペのはずむような歌声とラストの包み込むような温かい歌声の対比が素敵だなと思いました。冒頭では自分自身が楽しいことこそハッピー!と浮かれた感じでジュゼッペの陽気な部分を感じたのに対しラストはペチカに対する深い愛と献身を感じました。長い冬の終わりの温かい春の風のようでほわほわと幸せな余韻が残りました。何度も読み返したくなるお気に入りの絵本のような作品でした。
音楽、歌声、映像どれも美しく心地良い作品
今年1番です
ロボとーちゃんの監督
素敵な作品に出会いました
明るいミュージカルアニメだと思ったら案外深い物語だった
実は絵柄が苦手かもしれないと思ったのに、見終えたあとはこの絵柄で大正解だと解った。
カラフルなポップさで、20世紀前半のヨーロッパの街並みのような懐かしさ。ツイストを踊ったりカーチェイスをしたり。落ち葉や雪が舞い、移り変わる季節も衣装も愛らしかった。
昨今の流行りのアニメとはひと味違う、温かさと心に沁みてくる良さは普遍的で、たぶん何年経っても色褪せないんじゃないかな、
キャストの歌も素晴らしく、ミュージカル経験者である佐野晶哉、上白石萌歌、柿崎勇人はもちろんかなりの上手さだが、山本高広が予想外に良い歌だった。AwesomeCityClubの楽曲がこの絵柄にマッチしていて、この世界観を完成させていた。
ストーリーもまさか最後こんなに泣いちゃうなんて思ってないくらいポロポロと涙が出てきてびっくりした。みなさん、ハンカチは持っていったほうがいいですよ?
もっとたくさんの人に見てもらいたい映画。
座席がかなり空席があって、本当にもったいない!知らないだけなんだと思う。みんな、あの良さを知って!そうしたらみんなもトリツカレちゃうから!
観る前の印象と全く違う映画
鑑賞前は正直絵が少し苦手で、でもミュージカル映画を観たい気持ちと、主演の2人の歌唱力は元から知ってるので歌を楽しめればいいかなという気持ちで全く予習もせず観に行きました。
まずは、とにかく歌声が本当に良かった。とくに「あいのうた」は本当に心が浄化された。上白石萌歌さんの素敵な歌声に魅力されたところで、さらに佐野晶哉さんのとんでもなく美しい歌声。流れた時は思わず涙が出ました。今後も是非ミュージカル作品に出て欲しい。髙橋監督が言われてたように耳から汁がでます。歌にトリツカレたジュゼッペの多彩な歌声も印象的でした。
そして歌だけでなく、映像には本当に心から惹き込まれました。色づかいや光の表現が美しくて、手書きということもあり観ていくうちに苦手だと思ってた絵にすごく愛着というか、あたたかみを感じました。観ようか悩んでる人には絶対観て欲しいです。
ストーリーに関しては、全く想像していなかった展開で、結構重たい。澄んだ心をもつジュゼッペの言葉や、真っ直ぐな愛情がすごく心に残りました。登場人物全員が愛おしくなるような素敵なキャラクターでした。
何かにトリツカレて生きていくことの素晴らしさが描かれていたと感じましたし、これからもそういう気持ちを大切にしたいと思いました。
今までで一番、 観る前と後で印象が変わった映画です。出会えて良かったです。
「秘密の友達」がいなくなっちゃっててショック
ショック過ぎて星半分にしました。
「トリツカレ男」読んで、秘密の友達にトリツカレない読者とかいる?
いなくない?
51ページにちゃんと書いてあるのに…!
と、かなしいきもちです。
どうしてあのひとをいなくしたんですか監督。
幽霊かなんかなのかな、とか、ワクワクしてたんだけどな…。
ハツカネズミが喋るから「トリツカレ男」はファンタジーなんだって思ってたから、
ハツカネズミがネズミ語(原作では、ネズミなき)を喋るただのネズミになってたのも残念でした。わかりやすさを優先したって事なのかな、とは思うんですが、
「ぼくなら、ネズミなきでなくってもわかるよ」が聞きたかったな。
ペチカの黄色いワンピースも登場せず無念。
でも、
色使いと、光と影の入り方、内装や街並み、建物達はかわいくて良かったです。
あと役者さん達の歌も良かった。
おはなしの内容も、やっぱりすきです。
って思いました。
ジュゼッペを外からみたらこういう風に見えるんだな〜と思いました。
いしいしんじなんて知らなくてもさ
1994年のいしいしんじのデビュー作「アムステルダムの犬」から31年。ひとりの人間が誰かの悲しみを癒すのに夢中になることを「取り憑かれる」と表現したのがたぶん1番の発明で、その後の「トリツカレ男」に繋がっていく。
さすがに24年経ってるのであまり内容は覚えていないのだが、当時ものすごく気に入って何冊も買って人に勧めて回ったことを覚えている。
そんな大好きだった作品がアニメ化されると聞いて正直どうなることかと思ったんだけど…始まってみたら原作の静かな語り口はどこへやら。作画はめちゃくちゃクセが強いし、なかなかな苦手分野のミュージカル仕立てにはなってるし、ペチカはあまりにも鈍いし(それはそう)、ツイスト親分は最高だしで、まんまと泣かされましたわ。報われぬ恋をしている人は途中からマジでジュゼッペが自分に見えてくるからくれぐれも取り憑かれないようにね。
あと親分の乗ってるのはラリーで鳴らしたランチャ・フルビアだから雪道を高速ドリフトでかっ飛んで行く作画はワクワクですわ。
にしても全体に海外のアニメみたいだったな…この分野が伸びていくと日本アニメはもっと多様化して面白そう。
あー!クレしんのシンエイ動画なのか…じゃあこの線も納得だ。
それではハバナイスムービー!
ジュゼッペの献身
キャラクターデザインに慣れるのに時間がかかる
原作の小説は未読です
キャラクターデザインは個性的すぎて
正直、慣れるまでに時間がかかる
なんとなく子供向け作品のように感じるが
タタンの死亡シーンとかは子供が観るには少しキツイと感じた
なにかに夢中になるとそれしか考えられなくなるトリツカレ男のジュゼッペは
海外からやってきた女の子のペチカに「トリツカレ」てしまう。
ジュゼッペはペチカのために隠している問題を察知して
過去にトリツカレたことでそれを解決しようとしする。
ギャングからの借金問題を解決するとか
ペチカのお母さんの病気を治すとか
ジュゼッペがいろいろとスゴすぎるので子供向けっぽく感じた
最後にペチカの想い人でタタンの存在を知って
彼を探し出そうとするが
実はタタンはもう亡くなっていた。
ジュゼッペは亡くなったタタンに成りすまそうとして
努力をするが
やりすぎてボロボロになってしまう
最後のほうでジュゼッペは
タタンの幽霊?にトリツカレていたので
トリツカレ男がダブルミーニングになってると感じた
最後はペチカはジュゼッペのしていたことを知って
迎えにいく感じになる
登場人物は基本的に善人が多い
ネズミもいいキャラだった
ギャングも最初は悪人っぽかったのに
途中で普通に良い人になっている感じだった
ミュージカル要素が多いが
作画的にはカーチェイスのほうがよく動くと思った
ストーリーは子供向けだと感じるけど
大人でも通用するものだと思う
全体的にいい作品だが
キャラクターデザインに慣れるのに時間がかかる
全140件中、101~120件目を表示
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