トリツカレ男のレビュー・感想・評価
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ポロリと泣ける良い話
題名の通り
ブワ〜っと涙が溢れるとまではいかないけど「良かったね~」と思えてポロリと泣けます
個人的に最近の作品でボロボロ泣けたのは「ホウセンカ」だったけどこれも良いお話でした
絵に癖が有るので敬遠しがちと思われますが観て損は無いと思います
ただ個人的には劇場じゃなくても良いかなぁというのが正直な所でした
埋もれるのはもったいない映画
映画レビューを投稿するのは「ペンギンハイウェイ」以来、数年ぶり。
前半はまぁまぁおもしろいかなーぐらいの感想だったけど、後半から話が進むにつれて涙が止まらなかった。
ストーリー自体は難しくなくて分かり易い。
ある程度結末の方向性は予想できたけど、個人的にそれでいいんだよ!って思える好きな結末。
メッセージ性の強い作品って観終わった後にズシーンとくるものがあるけど、この作品はまたそれとは違った感覚。(良い意味で)
号泣したけれども辛さが残るのではなく、優しい気持ちになれたかな。
演者はメインは声優を本職としていないキャスティングだけれども違和感無く、歌もお上手。
もちろん声優業が本職の方達も言うまでもなく良かった。わたしはアニメにそこまで詳しくはないけれども水樹奈々さんが良いスパイスだったな。
癖のある絵柄
良かった。
まずは先入観を捨て観て欲しい良作
何を見せたいのか?
滅多に泣かないけど涙こぼれました
ビジュアルで敬遠されるのかな
トリツカレ男はポンコツな部分もあるがハマった事への能力高すぎて草 ...
上質なミュージカル映画
世界観は意外とキレイ、ミュージカルは物足りない。。
とにかく見たことのない造形、新しい、珍妙なアニメだった。しかし、こりゃ全く好きになれないぞと思ってたキャラデザは意外とこのパラパラ漫画みたいな世界観にあっていて、段々愛着は湧いてくる。そのうち変な絵、とも思わなくなっていた。
逆に背景画像はめっちゃキレイであらゆるシーンがアーティスティック、ツイスト親分のシーンの色使いとか好きだった。とはいえモノノ怪とかと比べるとそのマイルド版、乙女版、という感じ。
ストーリーはトリツカレて他が目に入らなくなるという一見迷惑な主人公がひとつひとつ真剣に取り組んで逆に人並外れた天才ぶりを発揮し、人を助けたり愛されたりする。少しアスペルガーみたいな性質なのだろうか。ペチカとの出会いは単なる一目惚れなのか取り憑かれの結果なのか。後半ジュゼッペが肯定されだすと少しグッときた。あとネズミ語マスターするのは面白かった。
唯一入り込めなかったのは歌かな。。好みの問題だろうけど、ミュージカルっぽく歌い上げる歌い手さんたちではないので、最初の方とかなんでも歌っちゃう〜🎵なあたりは聞いててムズムズした。主役二人とも本来お上手なんだろうけど、ふわっとした歌い方ばかりなのであまり残らず。。良い曲だった気もするけど思い出せん。。まあモカちゃんはパリピでも違和感あったから相性の問題かな。。
いずれ配信で見直す時用のメモ、タタン登場あたりから少し寝てしまいました、見直すように。。
この男の愛情を信じられるのか?
レビューの評価がとても高い様なので、予定はしていなかったが観賞。
んんんんんんんん。
これは。
いい話、ですか?
まず主人公「ジュゼッペ」は「トリツカレ男」なワケだ。
冒頭から、いろんな事に興味を持ってはトリツカレた様に情熱を注ぎ、しばらくすると次の興味へと移っていく、と説明されている。
そもそも「トリツカレた様に」って、慣用句として決して褒め言葉ではないと思うがいかがだろうか。もちろんこの最初では揶揄した意味で使ってるんだが、最終的に意味合いは変わらないワケで。
いや、ホントにシンプルに「そんな男の恋愛なんて信用できないでしょ。」というのが最初の印象。
虫やら語学やら探偵ごっこやら、彼が過去に興味を持った様々な興味が、彼女「ペチカ」を想う気持ちを具現化し、伝える上ですごく役に立った。
…それはまあ、良い。
じゃあ、これまで次々と移り変わってきた様々な趣味と、今回たどり着いた彼女への恋心と、何がどう違うのか。
つまり、キャラクター設定がそもそも恋愛には向いていないのでは?
そしてジュゼッペは、気持ちが進む余り、ペチカが心待ちにしている、でも実はすでに事故で死んでいるフィアンセ「タタン」になり代わり、彼が実在するかの様に振る舞う。あまつさえ、自分の健康を害してまでタタンが力を注いだホッケーに執念を燃やす。
…それ、ナニ?
誰が得するの?
遅かれ早かれバレるウソだし、悲しみは増幅され、結果として彼女はむしろ傷付くのではないだろうか。
これは決して「純愛」などではない、と私は思う。こんな自己犠牲は、ただのジュゼッペのエゴだ。
で、ペチカもペチカで、窓ガラス越しに現れたジュゼッペが扮装したタタンに、ジュゼッペの話をしていながら、目の前にいるのがそのジュゼッペとは気付かないってか。
それはいくらなんでもジュゼッペが不憫過ぎやしませんか。
と、この不憫さがまたジュゼッペのエゴを正当化してしまう。
そんな一途なペチカだからこそ、タタンを生きている様にみせたのはやはり残酷だと思う。
タタンの「三つの約束」みたいなのも今一つピンと来ないし、ラストに梯子から落ちたのは何なんだ。
彼は「トリツカレ男」としてではなく、純粋に一人の男性としてペチカを愛しているんだ、って、これまでとは違うんだ、ってところを見せてくれたら良かったのに、みんなして最後まで彼を「トリツカレ男」だからと繰り返し、納得してる。
(言葉が汚くて申し訳ないが)
つまるところ、この話は「イカれたカップルの妄想恋愛」でしかないのではないか、というのが最終的な私の感想。
全然応援できないなぁ、と。
もちろん、私が若ければ印象も違ったのかも知れないけどね。
それにしても、このレビューの★の数の多さは何なんだろう。
トリツカレ
トリツカレの意味について、随分気付けなかった自分の読解力に腹が立つ、、笑
ジュゼッペがどうしてもカジモドに見えたり、リングイニに見えたりしてしまう。
トリツカレには感動したし涙も出たけど、なんとなく既視感があって、今後自分が知らなかった新しい展開に出会える頻度は少なくなるんだろうなと切なくなった。
ペチカへのトリツカレはジュゼッペのいつもの”トリツカレ”ではなく”取り憑かれ”だから今後も手放すことはないということか。
歌はとても素敵なんだけど、本職じゃないからかセリフの声と歌声がつながっていかないのでシーンが切れてしまう感が否めない。
最近のアニメ映画はとにかく派手で迫力押し、それも大好きだけどストーリーと絵でほっこりさせてくれる映画だった。
日本のアニメ文化の成熟がもたらした極上の「普通のいい話」
独特の絵柄で気になってはいたのですが、想定以上に口コミがいいので拝見してきました。
決して流行りの絵柄やストーリーではないです。しかし、これは誰が見ても深く突き刺さる普遍性を持った作品です。日本という国に根付いたアニメーションの文化が成熟した結果として製作された一つの集大成といっても大げさではないでしょう。
この文脈で、圧倒的に挑戦的な作風で出来上がったのが「ChaO」であるなら、本作は日本アニメの表現的な歴史を集約しつつ、大人も子どももしっかり楽しめる「普通のいい話」を突き詰めたのが本作でしょう。
ミュージカル映画でもあり、人間愛を忘れてないラブストーリーとしても完成している一作。
鬼滅やチェンソーマン、もののけ姫やスラムダンクも素晴らしいですが、それらが成立してる背景で作られた実験的でありながら、極めて良質なアニメーション作品を劇場で堪能しない理由はありません。
最高のミュージカルアニメーション
今年一番!お時間あればぜひ映画館で観てくださいよろしくお願いします!!
色々なことに夢中になり、その都度想像を超える結果を出す男がいた。そのとてつもないポテンシャルを秘めた男が次に見つけたのは愛でした。
その男、ジュゼッペが起こすトリツカレっぷりの連続が奇跡を起こし観る人の胸を打ち続けます。ジュゼッペの人を愛するという姿に涙が止まりませんでした。私たちが忘れている姿かも知れません。
私的には今年一番良かった映画なので、ぜひとも映画館で観ていただけたら嬉しいです。
どこか「世界昔ばなし」を感じさせる世界観が懐かしさも相まって、とても素敵でした。雪の描写もとても素敵です。
そしてこの物語を何∞倍(笑)も面白くしているのがジュゼッペ役の声優の佐野晶哉さんの演技力であり、ハマりっぷりにあります。
パンフレットのインタビューにおいて佐野晶哉さんは「役で歌うって楽しい!自分も知らなかった新しい歌い方や声に出会えました」と仰っています。その佐野晶哉さんが感じておられる楽しさがジュゼッペから終始溢れ出ていて観る側を虜にさせています。一気にファンになりました。もっと声優のお仕事に挑戦してほしいと思います。
それにしてもこんなに素晴らしい作品なのに世間の扱いがあまりにもひどいですね。
そっちの意味でも涙が出そうです!!
公開初日の初回が夕方からとか。えっ!おじいちゃんおばあちゃんや朝方人間の生活スタイルは無視ですか?夕方やレイトショーとか行けないんですけど!?って感じです。公開数日でなんだか縮小傾向だし⋯。
公開前に佐野晶哉さんもテレビ番組出演後に申し訳なさそうにチョロっとだけ宣伝されていましたが、「え〜それだけ〜?」「絶対良い映画なんだからもっと時間あげて〜!」と応援せずにはいられませんでした。
ビジュアルへの拒否反応があるのか?題名がなんだか惹かれないと感じるのか?そんなことはこの映画の前ではちっぽけなことなんですよ。
そんな世間様の色のついたレンズ越しの対応など、見終わった頃には逆転しているくらい素晴らしい世界が広がっています。
現在、このサイトでの評価が急上昇ですね。少しでも多くの人にこの映画の魅力が伝わっていくことを願っています。そしてきっと、トリツカレ男が爽やかな奇跡を起こしてくれると、そんな嬉しい予感を感じずにはいられないとっても素敵な映画でした。
もう一度ジュゼッペたちに会いたいです。
これは大人が見るべき童話だ!!
ポスターやビジュアルでレ◯トン教授を連想しながら着席。ロボトーちゃんを監督した髙橋渉の作品だから気楽な気持ちでチケットを買った、この時までは子供向け作品(あってもほんの少し大人向けエッセンスを垂らした程度の)作品だと侮っていた。
とんでもない!!
これは完全に大人向けの童話だ。美しい背景美術。どこでもない外国の風景。流れる四季。身を切るような寒さを感じさせる鋭利な雪。ミュージカル曲は明るいポップスなのにこの世界にものすごく馴染んでいたし、劇伴は王道を感じさせるほど心地いい。展開も童話的だ。何かをすれば対価に何かを得る。心の清らかで無欲な主人公は貰ったものを差し出し、その結果より大きな対価を得る。子供時代夢中で読んだヨーロッパの童話を彷彿とさせるのに、中盤からその様子は一変する。子供向けではない、重く暗い雪が物語全部に降り積もる。その中にあってなお光る主人公の献身と愛。突飛な発想や要素すら、これは童話なんだと思えば納得できる。ガチョウが金の卵を産み、子供が岩から剣を引き抜いて王になるように、これはそういう物語なのだ。童話的表現とマッチする、美しいフィクション。これはアニメーションでなければ描けないし、しかもミュージカルにしたのが大正解だ。
行きすぎた自己犠牲を狂気と呼んでひとまとめにすることは容易いが、私はただただその美しさに打ちのめされた。大人こそこの無垢さに打たれるべきだ。
愛と青春の旅立ち‼️❓最高ミュージカル‼️❓
全153件中、61~80件目を表示
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