トリツカレ男のレビュー・感想・評価
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ストーリーが古臭い
全体のファンタジックな伝え方、作画やミュージックは良かったけれど、大事なストーリーが古すぎる。
「主人公がヒロインのために裏で色々尽くし、それをヒロインが最後になって気づくことで二人が結ばれる」なんて、もう令和だけど?まだ「女性が救われるための存在」だと思い込んでいるわけ?邦画が大体そう。女性がみんな輝いている宮崎駿監督の映画って、貴重すぎる存在だ。
まあ、この映画の原作が2001年出版らしいので納得がいく。にしても、わざわざこの時代にこのような内容の作品を映画化する理由ってどこにある?
「一旦夢中になったものに全力で取り組む」というトリツカレ男の設定によって、主人公がヒロインに尽くす理由や、尽くすための手段(ネズミとの会話力も)が自動的に成立する。しかしそれ以上の活用が見当たらないので、割と平凡に思った。
演出が良く、ファンタジー×ミュージカル映画としてまずまずだけど、ストーリーのせいで全体的に凡庸なイメージを受けた。
春か冬か
公開日の舞台挨拶付き18:10の回
舞台挨拶では「春を感じられる」「人間の温かな部分が見える」って言ってたのに、実際はもう……冬じゃん………
最初始まった時は春だったし温かかったし穏やかな気持ちだし、そこに歌の効果もあってワクワクが止まらんかったけど、後半激重くね、、、?俺の代わりにみたいな、ジュペッゼが名前呼びながら落ちるシーンが辛くて辛くて気付いたら泣いてた
絵柄で最初拒否してたし泣くわけないって思ってたけど感動とかじゃなくて人間の重たい部分見て苦しくて出てくる涙、的な。
でもやっぱ最後あったかいし途中ふふって笑えるところもあるし、何より歌が!!いい!!!!
手軽に見られるミュージカルみたいな!!とてもいい!!!
歌と声と音でワクワクが跳ね上がるあの感じが大好き!!
パンフレット買ったから読んでから、もう一回見てみたい
個人的最高傑作
「トリツカレ」るほど誰かを愛する物語
作画に迷わされないで!
良い意味で裏切られました
よかった
昔の絵本のようなクセの強いヨーロピアンな絵柄だ。悪人が一人も出てこなくて、ピュアな愛が描かれる。しかし、トリツカレ男は飽きっぽくもあり、この恋がいつ覚めるのかと非常に心配だ。もしトリツカレが終わったらポイ捨てされて彼女は深く傷つくことだろう。
また、元婚約者に成りすまして彼女をだますなど、かなり気持ち悪い。あれだけのトリツカレ力があるなら、いろいろなスキルを身につけて商売ができそうなものだ。世界レベルの身体能力があり、外国語など他の能力も高い。それなのにレストランでウェイターの仕事をしている。深い闇を感じる。
彼女も彼女で彼が死にかけているのに、お母さんの病院に行って戻って、駆けつけるかと思ったら踊りだすし、死ぬだろとこっちが焦る。能天気すぎる。
アニメ表現のレベルはとても高い。
ポロリと泣ける良い話
埋もれるのはもったいない映画
映画レビューを投稿するのは「ペンギンハイウェイ」以来、数年ぶり。
前半はまぁまぁおもしろいかなーぐらいの感想だったけど、後半から話が進むにつれて涙が止まらなかった。
ストーリー自体は難しくなくて分かり易い。
ある程度結末の方向性は予想できたけど、個人的にそれでいいんだよ!って思える好きな結末。
メッセージ性の強い作品って観終わった後にズシーンとくるものがあるけど、この作品はまたそれとは違った感覚。(良い意味で)
号泣したけれども辛さが残るのではなく、優しい気持ちになれたかな。
演者はメインは声優を本職としていないキャスティングだけれども違和感無く、歌もお上手。
もちろん声優業が本職の方達も言うまでもなく良かった。わたしはアニメにそこまで詳しくはないけれども水樹奈々さんが良いスパイスだったな。
癖のある絵柄
良かった。
まずは先入観を捨て観て欲しい良作
何を見せたいのか?
滅多に泣かないけど涙こぼれました
ビジュアルで敬遠されるのかな
トリツカレ男はポンコツな部分もあるがハマった事への能力高すぎて草 ...
上質なミュージカル映画
世界観は意外とキレイ、ミュージカルは物足りない。。
とにかく見たことのない造形、新しい、珍妙なアニメだった。しかし、こりゃ全く好きになれないぞと思ってたキャラデザは意外とこのパラパラ漫画みたいな世界観にあっていて、段々愛着は湧いてくる。そのうち変な絵、とも思わなくなっていた。
逆に背景画像はめっちゃキレイであらゆるシーンがアーティスティック、ツイスト親分のシーンの色使いとか好きだった。とはいえモノノ怪とかと比べるとそのマイルド版、乙女版、という感じ。
ストーリーはトリツカレて他が目に入らなくなるという一見迷惑な主人公がひとつひとつ真剣に取り組んで逆に人並外れた天才ぶりを発揮し、人を助けたり愛されたりする。少しアスペルガーみたいな性質なのだろうか。ペチカとの出会いは単なる一目惚れなのか取り憑かれの結果なのか。後半ジュゼッペが肯定されだすと少しグッときた。あとネズミ語マスターするのは面白かった。
唯一入り込めなかったのは歌かな。。好みの問題だろうけど、ミュージカルっぽく歌い上げる歌い手さんたちではないので、最初の方とかなんでも歌っちゃう〜🎵なあたりは聞いててムズムズした。主役二人とも本来お上手なんだろうけど、ふわっとした歌い方ばかりなのであまり残らず。。良い曲だった気もするけど思い出せん。。まあモカちゃんはパリピでも違和感あったから相性の問題かな。。
いずれ配信で見直す時用のメモ、タタン登場あたりから少し寝てしまいました、見直すように。。
この男の愛情を信じられるのか?
レビューの評価がとても高い様なので、予定はしていなかったが観賞。
んんんんんんんん。
これは。
いい話、ですか?
まず主人公「ジュゼッペ」は「トリツカレ男」なワケだ。
冒頭から、いろんな事に興味を持ってはトリツカレた様に情熱を注ぎ、しばらくすると次の興味へと移っていく、と説明されている。
そもそも「トリツカレた様に」って、慣用句として決して褒め言葉ではないと思うがいかがだろうか。もちろんこの最初では揶揄した意味で使ってるんだが、最終的に意味合いは変わらないワケで。
いや、ホントにシンプルに「そんな男の恋愛なんて信用できないでしょ。」というのが最初の印象。
虫やら語学やら探偵ごっこやら、彼が過去に興味を持った様々な興味が、彼女「ペチカ」を想う気持ちを具現化し、伝える上ですごく役に立った。
…それはまあ、良い。
じゃあ、これまで次々と移り変わってきた様々な趣味と、今回たどり着いた彼女への恋心と、何がどう違うのか。
つまり、キャラクター設定がそもそも恋愛には向いていないのでは?
そしてジュゼッペは、気持ちが進む余り、ペチカが心待ちにしている、でも実はすでに事故で死んでいるフィアンセ「タタン」になり代わり、彼が実在するかの様に振る舞う。あまつさえ、自分の健康を害してまでタタンが力を注いだホッケーに執念を燃やす。
…それ、ナニ?
誰が得するの?
遅かれ早かれバレるウソだし、悲しみは増幅され、結果として彼女はむしろ傷付くのではないだろうか。
これは決して「純愛」などではない、と私は思う。こんな自己犠牲は、ただのジュゼッペのエゴだ。
で、ペチカもペチカで、窓ガラス越しに現れたジュゼッペが扮装したタタンに、ジュゼッペの話をしていながら、目の前にいるのがそのジュゼッペとは気付かないってか。
それはいくらなんでもジュゼッペが不憫過ぎやしませんか。
と、この不憫さがまたジュゼッペのエゴを正当化してしまう。
そんな一途なペチカだからこそ、タタンを生きている様にみせたのはやはり残酷だと思う。
タタンの「三つの約束」みたいなのも今一つピンと来ないし、ラストに梯子から落ちたのは何なんだ。
彼は「トリツカレ男」としてではなく、純粋に一人の男性としてペチカを愛しているんだ、って、これまでとは違うんだ、ってところを見せてくれたら良かったのに、みんなして最後まで彼を「トリツカレ男」だからと繰り返し、納得してる。
(言葉が汚くて申し訳ないが)
つまるところ、この話は「イカれたカップルの妄想恋愛」でしかないのではないか、というのが最終的な私の感想。
全然応援できないなぁ、と。
もちろん、私が若ければ印象も違ったのかも知れないけどね。
それにしても、このレビューの★の数の多さは何なんだろう。
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