トリツカレ男のレビュー・感想・評価
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ハンカチ必須作です!!!
主演声優(佐野晶哉さん)経由で作品自体は把握していましたが、公開前は見るつもりはありませんでした。
しかし連日のSNSでの好評ぶりを見て今日見てきました。
とてもすばらしかったです。後半は意図せず涙が零れ落ち、ハンカチを持ってきてよかった〜と心底思いました。
私自身ミュージカル作品や本作画に少し抵抗感があったのですが全く気にならず、むしろ歌が流れる度に泣いてしまいました。ネタバレをせずに評価をするのが難しい作品ですが、見るか見まいかと悩んでいる方にはぜひ視聴頂きたいと思います。
好きこそ物の上手なれ
大事なことを思い出させてくれる映画です
大人の鑑賞に堪える良作
この映画はもちろん恋愛要素もある(それが軸になって物語が展開していく)けれども、それを通じて「自己とは何か」そして「人生」というテーマが浮かび上がってくる。翻って考えてみれば、「トリツカレ」という言葉自体が「自己の存在とは何か」をテーマとし得ることを示していたと鑑賞後に気付いた。その「トリツカレ」が他者への献身に100%振り切ったときに、「自己」(本作では自己の中に形成された「他者」を鏡とする)と対峙し、同時に自己が充たされるという(ともすると逆説的な)構造を鮮やかにかつ説得的に描いている。ただの「恋愛もの」ではなく、本気で自己と向き合うこと、本気で他者と向き合うこと、つまり「人生」を語っているのだと思った。鑑賞中は、よく分からないけれども泣けてきてしまったのだが、こういうテーマが心に沁みたのではないかと思う。本物の良作。
映画館で観ないともったいない
美しい画、美しい歌を大スクリーンで見て聴いて感じて、心がとても洗われた気分になりました。
心地よい風が吹いて脳が喜んでる、軽やかになった気分になります。
映画を見ただけでこのように感じるのは初めてです。不思議な映画です。
平日は厳しいので、ぜひ来週の週末も上映してほしい。。何度も観に行きたい作品です。
ツイスト親分のテーマは、ブランキージェットシティみたい
好きなことを大事にしてほしい 子どもたちへ
「幸福の王子」にならなくて良かった
キャラクターデザインが好きになれず、評判良いのは知っていたがスルーしていました。
金曜の仕事帰りに何か一本見ようと思ったら、通勤経路にある映画館でちょうどいい時間でやっていたので「まあいいや」とチケット購入。
で、見てよかったです。
あのデザイン(しっかりシンエイ動画しんちゃん風でしたが)なので、ヨーロッパ風のおしゃれな話なのかと思って、それも敬遠の理由だったがさにあらず。
何かにハマると憑りつかれたように脳内がそれだけになってしまう、「トリツカレ」男ジュゼッペの愛のお話。
一目ぼれ相手の、貧しい風船売りの移民の女性ペチカにトリツカレるが、彼は身勝手なストーカーではなく、ひたすら彼女の幸せを願い、曇りのない笑顔にするためにどんなことでもやってのける。しかも、ペチカに知られないように黙って手を尽くす。そして彼女に面と向かって「好きです」の一言がいえない純情派。
「幸福の王子」のような話かと想像して、ジュゼッペの無償の愛は誰にも知られず葬られ、親友のシエロは、文句言いいながらも王子のために働いて渡りのタイミングを逃し、雪の中ひっそりと命を終えた燕みたいになる哀しい予感を持ちつつ観ていたが、予想外のハッピーエンドでほっとした。悲劇じゃない結末よりインパクトは減って、どうってことない映画じゃんという印象になるかもだけど、その「どうってことない」幸せな結末が温かくてとても良かった。
ミュージカル仕立てなのは知らなかったが最初から違和感なく、佐野晶哉さんさすが元劇団四季、シエロの柿沢勇人さん、上白石萌歌さんとミュージカルに実績ある俳優さんを起用して(当然ですが)しっかりミュージカルでした。
絵は、見ているうちにだんだん気にならなくなり、あれはあれでいいわ、になりました。
キャラクターが愛すべき人たちだったからだと思います。
ジュゼッペが左利きで、左利きが何てことなく普通に登場していると思って同じ左利きの私としてはうれしかったが、意味があっての「左利き」だったんですね、個人的にちょっと残念。
傑作!大人の優しい絵本みたい。
目に入り興味が湧いた対象に病的に「トリツカレ」てしまい、ひたすらその道を極めてしまう男・・・人呼んで「トリツカレ男」のジュゼッペ。彼が異国から来た風船売りのペチカに一目惚れし同様にトリツカレてしまう(笑)ピュアラブストーリーです。
トリツカレの対象が世の中の役に立ったり、役に立たないとかは彼にとっては関係なく、そのセレクトは微妙を通り越して意味不明、しかもその対象がコロコロ変わる・・・はたから見たら変人の社会不適合者でしかないジュゼッペです。
しかし、トリツカレの対象が恋心を寄せるペチカになり、勇気を持って行動に移した途端、今までの無駄と思われた知識やスキルがどんどん有益になり成果をあげる様を見て、何かとても応援したくなってきました。唯一の親友であるネズミのシエロも同じ心境だったに違いありません!
興味を持ったものについて突き詰めてやり切る、という自己実現の要素が、他者への思い遣り、愛情という枠組みの中で紆余曲折はありつつも最後はキチンと機能し、実現していく脚本は大変、秀逸だったと思います。
正直、絵柄は最初は変な感じ(笑)でしたが、それが動きだしたら、全く違和感を感じなくなり、最後はむしろこれじゃないとこの優しい世界には合わないまでになりました(笑)。子供に読み聞かせる絵本のディフォルメされた愛らしいキャラクターを彷彿させ、手描きっぽい背景の効果も相まって非常に暖かい印象を受けますね。「大人の優しい絵本」といっても過言ではないでしょう。
とても良い作品です。ぜひ映画館でご鑑賞ください!
最高傑作
ネタバレを読まずに観に行ったが、とても美しく素晴らしい映画だった。
何事にも取りつかれたように夢中になるトリツカレ男が恋に落ち、まっすぐピュアな恋をするラブストーリー…かと思いきや、ストーリーが意外な展開を見せて、それまでクスッと笑う場面も多々あったが気付けばめちゃくちゃ泣いていた。
愛する人を失った悲しみ。凍りついた心を溶かしてくれたトリツカレ男の無償の愛。
グリーフケアの物語でもあったとは。
登場人物みんな心が綺麗でお互いを想い合っていて美しかった。
何かに夢中になるのはすてきな事。想い合うのってすてきな事。
そんな事を改めて感じさせてくれる映画。
映像、音楽、歌、演技、ストーリー どれをとっても最高で、何度も繰り返し観たくなる傑作ミュージカルアニメだった。大人も子供も観てほしい!
欧州作品感が強い良作
荒唐無稽さと切実さ
ミュージカル仕立てのラブストーリーという紹介やクセの強い絵柄から、当初は全く興味を持っていませんでした。
しかし、映画クレヨンしんちゃんシリーズ「逆襲のロボとーちゃん」「花の天カス学園」の髙橋渉監督作と知り興味を持ち、レビューの高評価を目にしたこともあり観に行ったものです。
ラブストーリーは苦手なので自分には合わないかもという心配もありましたが、予想に反してとても面白かったです。
ラブストーリーといっても荒唐無稽なシュールな寓話的なお話で、ウソやんと突っ込みたくなる荒唐無稽さも、クセのある絵柄の朴訥としたキャラクター達でほのぼのと笑えます。
荒唐無稽な展開ながら、表情やしぐさや台詞などキャラクターの感情描写は丁寧で切実さが伝わりますし、目頭が熱くなってしまう場面も。
この絵柄がこの荒唐無稽な世界観に合っているというか、この絵柄だから強引な荒唐無稽さが許容できるのかなと思います。
動きや演出、色彩など、アニメーションならではの表現も大いに楽しめました。
主人公ジュゼッペとペチカにも好感が持てますが、やはりツイスト親分が最高でした。
夜の街でのミュージカルアクションなど、いやもう滅茶苦茶が過ぎるだろうと。
黒塗りの車にネオンが光るシンプルすぎる画も良いなあと。
また、タタンに関する場面も、こんな状況ある?と思いつつも、短時間で人となりが伝わる描写でグッとさせられてしまいました。
ストーリーが古臭い
全体のファンタジックな伝え方、作画やミュージックは良かったけれど、大事なストーリーが古すぎる。
「主人公がヒロインのために裏で色々尽くし、それをヒロインが最後になって気づくことで二人が結ばれる」なんて、もう令和だけど?まだ「女性が救われるための存在」だと思い込んでいるわけ?邦画が大体そう。女性がみんな輝いている宮崎駿監督の映画って、貴重すぎる存在だ。
まあ、この映画の原作が2001年出版らしいので納得がいく。にしても、わざわざこの時代にこのような内容の作品を映画化する理由ってどこにある?
「一旦夢中になったものに全力で取り組む」というトリツカレ男の設定によって、主人公がヒロインに尽くす理由や、尽くすための手段(ネズミとの会話力も)が自動的に成立する。しかしそれ以上の活用が見当たらないので、割と平凡に思った。
演出が良く、ファンタジー×ミュージカル映画としてまずまずだけど、ストーリーのせいで全体的に凡庸なイメージを受けた。
春か冬か
公開日の舞台挨拶付き18:10の回
舞台挨拶では「春を感じられる」「人間の温かな部分が見える」って言ってたのに、実際はもう……冬じゃん………
最初始まった時は春だったし温かかったし穏やかな気持ちだし、そこに歌の効果もあってワクワクが止まらんかったけど、後半激重くね、、、?俺の代わりにみたいな、ジュペッゼが名前呼びながら落ちるシーンが辛くて辛くて気付いたら泣いてた
絵柄で最初拒否してたし泣くわけないって思ってたけど感動とかじゃなくて人間の重たい部分見て苦しくて出てくる涙、的な。
でもやっぱ最後あったかいし途中ふふって笑えるところもあるし、何より歌が!!いい!!!!
手軽に見られるミュージカルみたいな!!とてもいい!!!
歌と声と音でワクワクが跳ね上がるあの感じが大好き!!
パンフレット買ったから読んでから、もう一回見てみたい
個人的最高傑作
「トリツカレ」るほど誰かを愛する物語
作画に迷わされないで!
良い意味で裏切られました
よかった
昔の絵本のようなクセの強いヨーロピアンな絵柄だ。悪人が一人も出てこなくて、ピュアな愛が描かれる。しかし、トリツカレ男は飽きっぽくもあり、この恋がいつ覚めるのかと非常に心配だ。もしトリツカレが終わったらポイ捨てされて彼女は深く傷つくことだろう。
また、元婚約者に成りすまして彼女をだますなど、かなり気持ち悪い。あれだけのトリツカレ力があるなら、いろいろなスキルを身につけて商売ができそうなものだ。世界レベルの身体能力があり、外国語など他の能力も高い。それなのにレストランでウェイターの仕事をしている。深い闇を感じる。
彼女も彼女で彼が死にかけているのに、お母さんの病院に行って戻って、駆けつけるかと思ったら踊りだすし、死ぬだろとこっちが焦る。能天気すぎる。
アニメ表現のレベルはとても高い。
全153件中、41~60件目を表示
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