トリツカレ男のレビュー・感想・評価
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迷ってたら観てほしい
面白かったですけどねー。
いいセリフもいっぱいあってそれぞれのキャラが立っててミュージカル部分も聴き心地よくて観終わったあとも気分良かった。
キャラデザで敬遠してるとしたらもったいない!私も初め拒否感あったのですが、観ているうちにだんだんクセになってきて、最後はとても魅力的に感じました。レストランの主人の終盤でのあのセリフ!くぅ〜
元劇団四季は伊達じゃない!佐野晶哉はまさにトリツカレ男!
キャラメルボックスの演劇は未見。
ティザーのあまりにも美しい歌声を聴いて、鑑賞。
キャラデザが癖強すぎて、アニメ映画としてはどうかな?とは思ってしまっていた。
しかし、実際見るとそれ程気にならなかった。
アニメならではの四季の美しさも表現できていた。
でもやはり何と言っても佐野晶哉。
カラオケ100点など歌の上手さはお茶の間でも知るところ。ティザーでも何回も聴いていたのに、佐野晶哉が歌っているだけで楽しいシーンなのに涙が出てきた。歌が上手いのは勿論だが、表現力が凄い。
神木隆之介も松村北斗も声優として上手だが、佐野晶哉はレベチ。ジュゼッペの魂に息を吹き込んでいる。音楽を心から愛し、愛されている稀有な存在。
上白石萌歌も柿澤勇人も音楽へのリスペクトを強く感じた。
物語自体も純粋すぎるラブストーリー。伏線回収も気持ちいいし、ジュゼッペのペチカへの愛は、どこまでも優しい。
終盤は涙なしでは観られなかった。
山本高広も素晴らしかったので、この4人での舞台化希望。
ストーリーが進むにつれてジワッとくるアニメ映画
トリツカレ男 最初、このアニメどうなるんだと思ったが、トリツカレ男のジュゼッペがネズミのシエロと一緒に公園で風船売りをしている大好きなペチカのためにペチカの悩みを解決する。ストーリーが進行するたびにジワッときた。いいアニメ映画作品を観た。見事。
興行不調だが、興行を意識しないで宣伝する手もあったか。
トリツカレる事=死・恐怖だと感じ取れた
とにかく全ての出演者の声がよく、歌も綺麗でした。
それが勿体無い…と思うほど、出演者の皆様の無駄遣いに感じてしまいました。
予告や番宣を見て、「歌も素敵で明るい気持ちになれそう!」と思い、鑑賞を決意しました。
実際、最初から半分くらいは『明るく面白い内容』で、楽しい気持ちで鑑賞できました。
問題は後半です。
予告で「ペチカには悲しみがあり…」と言っているのは聞いてしましたが、まさかあそこまで『タタンの死』の瞬間を具体的に話すなんて…。
あそこまで死の瞬間(真っ二つに折れ…といった内容)を話す必要があったのでしょうか?
ネタバレになるから難しいのかもしれませんが、落下や血のシーンがあるなら何かしらで記載していて欲しかったです。
私自身にトラウマがあり、グロテスクなシーンや死を感じ取れてしまう内容の物を見ない様に過ごしていることもあり、
『トリツカレる事=行く末は死』
という印象で終わってしまいました。
私以外にもそういったことがトラウマの方・避けて生活している方はいるので、注意出来ればと思い、レビューを書きました。
恐らく、『取り憑かれることは可笑しいことじゃない!』と伝えたかったのだと思いますが、最後のジュゼッペがハシゴから身を投げたシーンも含めて『トリツカレるとその人の死に方まで真似しようとするのか…』と怖くなりました。
最後までペチカが気づかなかったら…と思うと、余計に『死』だなと。
取り憑かれているのがモノや行動だったから良かったものの、人間にトリツカレるのは流石に恐怖でした。
総じて、『ジュゼッペの行き過ぎたペチカへの愛』も怖く感じてしまいました。
とりあえず、歌はとっても良かったです。
クライマックスが良いですね!!
純粋な愛と優しさに心震える。全ての人に贈りたい温かい物語
公開を楽しみにしていた『トリツカレ男』を鑑賞しました。
結論から言うと、これは純粋な愛と優しさに満ちた、心に深く残る物語です。実は寝不足の状態で鑑賞したのですが、作品のテンポがとても良く、ストーリーに引き込まれたため、全く眠気を感じることなくあっという間に最後まで駆け抜けてしまいました。
主人公ジュゼッペがペチカに抱く想いが、本当に温かく、ひたむきで、そして切ない。その一途な気持ちが物語全体を包み込んでおり、観ているうちに心が優しく洗われるような感覚になりました。
そして、この作品の大きな魅力の一つが「歌」です。ミュージカルパートはまさに圧巻の一言。感情が込められた歌声とメロディが、物語の切なさと優しさを何倍にも増幅させており、これはぜひ劇場の音響で体験してほしいと思います。
最初、絵柄に少しだけ抵抗があったのですが、「クレヨンしんちゃん」と同じ制作会社だと知って納得です。舞台となる街並みや風景の描写が素晴らしく、絵葉書にしてほしいぐらいでした。
幅広い世代、特に子連れのご家族にもおすすめできる、優しさに満ちた作品です。観終わった後、誰かに優しくしたくなるような、そんな温かい気持ちになれる一本でした。
取り憑かれなかった
ハンカチ必須作です!!!
好きこそ物の上手なれ
大事なことを思い出させてくれる映画です
大人の鑑賞に堪える良作
この映画はもちろん恋愛要素もある(それが軸になって物語が展開していく)けれども、それを通じて「自己とは何か」そして「人生」というテーマが浮かび上がってくる。翻って考えてみれば、「トリツカレ」という言葉自体が「自己の存在とは何か」をテーマとし得ることを示していたと鑑賞後に気付いた。その「トリツカレ」が他者への献身に100%振り切ったときに、「自己」(本作では自己の中に形成された「他者」を鏡とする)と対峙し、同時に自己が充たされるという(ともすると逆説的な)構造を鮮やかにかつ説得的に描いている。ただの「恋愛もの」ではなく、本気で自己と向き合うこと、本気で他者と向き合うこと、つまり「人生」を語っているのだと思った。鑑賞中は、よく分からないけれども泣けてきてしまったのだが、こういうテーマが心に沁みたのではないかと思う。本物の良作。
映画館で観ないともったいない
美しい画、美しい歌を大スクリーンで見て聴いて感じて、心がとても洗われた気分になりました。
心地よい風が吹いて脳が喜んでる、軽やかになった気分になります。
映画を見ただけでこのように感じるのは初めてです。不思議な映画です。
平日は厳しいので、ぜひ来週の週末も上映してほしい。。何度も観に行きたい作品です。
ツイスト親分のテーマは、ブランキージェットシティみたい
好きなことを大事にしてほしい 子どもたちへ
「幸福の王子」にならなくて良かった
キャラクターデザインが好きになれず、評判良いのは知っていたがスルーしていました。
金曜の仕事帰りに何か一本見ようと思ったらちょうどいい時間でやっていたので「まあいいや」とチケット購入。
で、見てよかったです。
あのデザイン(しっかりシンエイ動画しんちゃん風でしたが)なので、ヨーロッパ風のおしゃれな話なのかと思って、それも敬遠の理由だったがさにあらず。
何かにハマると憑りつかれたように脳内がそれだけになってしまう、「トリツカレ」男ジュゼッペの愛のお話。
一目ぼれ相手の、貧しい風船売りの移民の女性ペチカにトリツカレるが、彼は身勝手なストーカーではなく、ひたすら彼女の幸せを願い、曇りのない笑顔にするためにどんなことでもやってのける。しかも、ペチカに知られないように黙って手を尽くす。そして彼女に面と向かって「好きです」の一言がいえない純情派。
「幸福の王子」のような話かと想像して、ジュゼッペの無償の愛は誰にも知られず葬られ、親友のシエロは、文句言いいながらも王子のために働いて渡りのタイミングを逃し、雪の中ひっそりと命を終えた燕みたいになる哀しい予感を持ちつつ観ていたが、予想外のハッピーエンドでほっとした。悲劇じゃない結末よりインパクトは減って、どうってことない映画じゃんという印象になるが、その「どうってことない」幸せな結末が温かくてとても良かった。
ミュージカル仕立てなのは知らなかったが最初から違和感なく、佐野晶哉さんさすが元劇団四季、シエロの柿沢勇人さん、上白石萌歌さんとミュージカルに実績ある俳優さんを起用して(当然ですが)しっかりミュージカルでした。
絵は、見ているうちにだんだん気にならなくなり、あれはあれでいいわ、になりました。
キャラクターが愛すべき人たちだったからだと思います。
ジュゼッペが左利きで、左利きが何てことなく普通に登場していると思って同じ左利きの私としてはうれしかったが、意味があっての「左利き」だったんですね、個人的にちょっと残念。
傑作!大人の優しい絵本みたい。
目に入り興味が湧いた対象に病的に「トリツカレ」てしまい、ひたすらその道を極めてしまう男・・・人呼んで「トリツカレ男」のジュゼッペ。彼が異国から来た風船売りのペチカに一目惚れし同様にトリツカレてしまう(笑)ピュアラブストーリーです。
トリツカレの対象が世の中の役に立ったり、役に立たないとかは彼にとっては関係なく、そのセレクトは微妙を通り越して意味不明、しかもその対象がコロコロ変わる・・・はたから見たら変人の社会不適合者でしかないジュゼッペです。
しかし、トリツカレの対象が恋心を寄せるペチカになり、勇気を持って行動に移した途端、今までの無駄と思われた知識やスキルがどんどん有益になり成果をあげる様を見て、何かとても応援したくなってきました。唯一の親友であるネズミのシエロも同じ心境だったに違いありません!
興味を持ったものについて突き詰めてやり切る、という自己実現の要素が、他者への思い遣り、愛情という枠組みの中で紆余曲折はありつつも最後はキチンと機能し、実現していく脚本は大変、秀逸だったと思います。
正直、絵柄は最初は変な感じ(笑)でしたが、それが動きだしたら、全く違和感を感じなくなり、最後はむしろこれじゃないとこの優しい世界には合わないまでになりました(笑)。子供に読み聞かせる絵本のディフォルメされた愛らしいキャラクターを彷彿させ、手描きっぽい背景の効果も相まって非常に暖かい印象を受けますね。「大人の優しい絵本」といっても過言ではないでしょう。
とても良い作品です。ぜひ映画館でご鑑賞ください!
最高傑作
ネタバレを読まずに観に行ったが、とても美しく素晴らしい映画だった。
何事にも取りつかれたように夢中になるトリツカレ男が恋に落ち、まっすぐピュアな恋をするラブストーリー…かと思いきや、ストーリーが意外な展開を見せて、それまでクスッと笑う場面も多々あったが気付けばめちゃくちゃ泣いていた。
愛する人を失った悲しみ。凍りついた心を溶かしてくれたトリツカレ男の無償の愛。
グリーフケアの物語でもあったとは。
登場人物みんな心が綺麗でお互いを想い合っていて美しかった。
何かに夢中になるのはすてきな事。想い合うのってすてきな事。
そんな事を改めて感じさせてくれる映画。
映像、音楽、歌、演技、ストーリー どれをとっても最高で、何度も繰り返し観たくなる傑作ミュージカルアニメだった。大人も子供も観てほしい!
欧州作品感が強い良作
荒唐無稽さと切実さ
ミュージカル仕立てのラブストーリーという紹介やクセの強い絵柄から、当初は全く興味を持っていませんでした。
しかし、映画クレヨンしんちゃんシリーズ「逆襲のロボとーちゃん」「花の天カス学園」の髙橋渉監督作と知り興味を持ち、レビューの高評価を目にしたこともあり観に行ったものです。
ラブストーリーは苦手なので自分には合わないかもという心配もありましたが、予想に反してとても面白かったです。
ラブストーリーといっても荒唐無稽なシュールな寓話的なお話で、ウソやんと突っ込みたくなる荒唐無稽さも、クセのある絵柄の朴訥としたキャラクター達でほのぼのと笑えます。
荒唐無稽な展開ながら、表情やしぐさや台詞などキャラクターの感情描写は丁寧で切実さが伝わりますし、目頭が熱くなってしまう場面も。
この絵柄がこの荒唐無稽な世界観に合っているというか、この絵柄だから強引な荒唐無稽さが許容できるのかなと思います。
動きや演出、色彩など、アニメーションならではの表現も大いに楽しめました。
主人公ジュゼッペとペチカにも好感が持てますが、やはりツイスト親分が最高でした。
夜の街でのミュージカルアクションなど、いやもう滅茶苦茶が過ぎるだろうと。
黒塗りの車にネオンが光るシンプルすぎる画も良いなあと。
また、タタンに関する場面も、こんな状況ある?と思いつつも、短時間で人となりが伝わる描写でグッとさせられてしまいました。
全140件中、21~40件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。







