「キモアスペストーカー野郎とか思って本当ごめん」トリツカレ男 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
キモアスペストーカー野郎とか思って本当ごめん
2025年劇場鑑賞313本目。
エンドロール後映像無し。
予告で絵柄もちょっとあれだけど主演の演技気持ち悪いな、と思っていたのですが、映画を観始めて、違う、これジュゼッペ自体が気持ち悪いんだ、と気づきました。
何かに興味があるとそれしか見えなくなって、時には日常生活に支障をきたす「トリツカレ」が絶えず起こるという話を聞いて、その興味が人間、とりわけ特定の異性に向いてしまったらそれはとんでもないモンスターストーカーの誕生では?と身震いがしました。なので、ヒロインのペチカや周囲の人の気持ちを無視して、とにかくペチカへの執着を見せるサイコパスラブサスペンスになるのかなと思っていたのですが・・・。
お前全然好意伝えねぇな!そしてペチカもペチカで全然好意に気づかねぇな!そしてジュゼッペのペチカへの好意は相手に伝えぬままどんどんエスカレートしていき、どんどん死亡フラグを立てていき、なんならヒロインも死亡フラグ立て始めて、これハッピーエンドで終わるのか、フランダースの犬とか最後の一葉エンドで終わるのか最後まで目が離せませんでした。
そして、お館様こと森川智之が結構しゃべるシーンがあって、「お館様・・・!」と泣いてしまいました。自爆しなくて良かったです。
後、マフィアのボスがペチカに悪巧みをするのですが、無理やりやると気がとがめるからというのを聞いて、どんだけ優しいマフィアなんだよ(笑)
絵柄が災いしてか、主演をアイドルにしたのにChaoみたいに全然客いなかったけど(それらしいファンはいた)、これはなかなかいい話だったので是非みんなにも観てもらいたいです。予告の気持ち悪さで損してるよなぁ・・・。
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