ミーツ・ザ・ワールドのレビュー・感想・評価
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⭐︎3.7 / 5.0
10月24日(金) @映画館
ミーツ・ザ・ワールド
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「ただ何となく生きている自分」に謎の罪悪感を抱いていた記憶が甦る😌杉咲花の食べっぷりとライ役の南琴奈を堪能する映画!
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原作を読んで理解度アップ!
どこにでもいる「わたし」と出会う
27歳アニオタ、一昨年父親を亡くして婚活中
主人公のユカリはまさに数年前のわたしと同じでした。
漠然としたこのままではいけない、という思いの中にはきっと親を安心させたいとか、幸せな姿を見せたいとか、そんな思いもあったのではないかと想像してしまいます。
特に興味も無く顔も覚えてない相手とのやり取りにドギマギしたり、つまらない食事の後の友達との時間の楽しさに婚活の時間の無駄さを感じたり、
出会ってないだけとか周りは言うけど、体質に合わないだけだと思う。
そして、漠然と死にたい、自分はすぐに死ぬと思っているライも、わたしでした。
そう思うように至る経緯はきっと人それぞれあるのだろうけれど、生きる希望が無いとか、楽しくないとか、辛いことがあるとか、そんな事じゃなくて、ただ人生という生活を長く送る気が無いだけで、ユキさんが言ってた雨水が飛び跳ねた時とかそんな時に死にたいとか思うわけじゃなくて、何となく、車に轢かれるかもとか、知らない人に刺されるかもとか、何故か考えてしまう、何故かいつも死を意識してしまう、そんな私をライを見ながら思いました。
同じようにユカリはライの中にライはユカリの中に、自分を見ていたのかな、そしてお互いの幸せを願いあっていたんじゃないかな、そんな風に思い合える相手が居れば、恋人も、結婚も、そんなに重要なことじゃないでしょ?
心が悲しい時は温かいものを食べなさいって差し出して慰めてくれる人が旦那や恋人や親である必要はないでしょ?
そんな答えを出してくれる映画だと感じて、
もうとっくに結婚願望など無くして1人を楽しんで1人で居ることが好きだと気付いて暮らしている私を少し認めてもらえたようで嬉しくなる。
わたしの人生を認めてもらえた気持ちになれる映画でした。
【”ミート・イズ・マイン”今作は、過去に心に傷を負ったり、生きづらさを感じながら新宿歌舞伎町界隈で生きる心優しき様々な人達の姿と共に、その生き方そのものを肯定的な視線で描いた作品である。】
ー 松居大悟監督の作品は、ソコソコ映画館で観て来たが、「これなずめ」「ちょっと思い出しただけ」など、人間を優しい視点で描いた作品が特に好きである。
今作も、その中に入る作品だと思う。-
■BL好きのユカリ(杉咲花)は、それに引け目を感じつつ銀行に勤めている。ある日、銀行の飲み会で潰れた彼女が、町の片隅で壁に寄りかかっていると、優しく声を掛けて来たキャバクラ嬢のライ(南琴奈)。銀行の人は、誰も介抱していないのに・・。
ライは、彼女を自分のマンションの家に連れて行くが、その家の中はゴミだらけで、驚いたユカリに言った言葉。”アタシ、死ぬから。”
ユカリは驚きつつ、ライの部屋を掃除し、奇妙な同居生活が始まるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作に登場する人たちは、皆、とても優しい。
ライもそうだが、ライの知り合いで妻がいるNO1ホストのアサヒ(板垣李光人)や、アサヒ達の行きつけの酒場のゲイの店主(渋川清彦)、過去に漸く出来た幼い娘を窓から投げ捨てる夢を見て、荒んでしまい、幼い娘を旦那さんに渡し離婚した作家のユキ(蒼井優)など、皆、人間として優しいのである。
・彼らはユカリに対しても、偏見無く接する。(というか、BLって何でイケナイの?と思うんだな。)
そんな彼らに、ユカリは銀行の同僚たちとは違うものを感じ、素直に自分の気持ちを打ち明けて行くのである。
この辺りのユカリの心が変わっていく様を杉咲花さんが、見事に演じているのである。
・或る日、ライが300万を残して失踪してしまう。その300万は、ユカリが”300万あれば、ライみたいに綺麗になるのに。”と言ったからである。十分にユカリは綺麗なのに、彼女は、自己肯定感が異様に低いのである。
・けれども、ユカリはライが言っていた”昔、一緒に住んだ事もあり、今でも好きな男”を探しに、アサヒと共に彼がいる大阪まで探しに行くのである。
ー この、二人で大阪に行くシーンはこの作品の流れの中でアクセントになっている。ー
■アサヒとユカリは大阪グルメを楽しむ中で、アサヒは自分をNO1ホストにするために協力していた妻から離婚を切り出されている事を告げるが、ライの想い人を探すのである。
漸く、探し当てた元恋人の家。だが、出て来た母親が告げた言葉は”息子は、ライさんのところから戻ってから、精神を病んで病院に入っているのです。昔はライさんと一緒に来た事もあるんですよ。”と告げるのである。
ライだけではなく、彼女と別れた元恋人も、傷ついていたのである。
・その後、東京に戻った二人だが、アサヒは彼を頻繁に指名していたストーカーの様な女に刺されてしまう。だが、彼の病室には酒場のゲイの店主、ユキ、ユカリが見舞いに来ている。アサヒの同僚たちも見舞いに来る。皆、優しいのである。
・ユキが、久しぶりに27年住んだ実家に”ミート・イズ・マイン”のグッズを取りに帰った時に、母(筒井真理子)から”貴女の幸せを願っているのよ。”と言われるが、逃げるように家を出るユキ。
彼女にとっては、母も馴染めないのであろう。”ミート・イズ・マイン”のグッズは、なるべく見えないようにしてあるから・・。
ー 母娘でも、分かり合えないのに、他人たちライ、アサヒ、ユキたちとは分かり合えるユキ。その理由はお互いの価値観を否定せずに受け入れる姿勢なのだろうと思うのである。-
・そして、掛かって来たライの元恋人からの電話。抑揚のない声で喋る男(多分、菅田将暉)。このシーンは、イロイロな解釈の仕方があると思うが、重要なシーンだと思う。
<ユカリは、ライの家を大屋に許可を受け自分の家として住んでいる。そこには、彼女が本音を言える人達が集うのである。
今作は、過去に心に傷を負ったり、生きづらさを感じながら新宿歌舞伎町界隈で生きる心優しき様々な人達の姿と共に、その生き方そものものを肯定的な視線で描いた作品なのである。>
ココロが壊れる音が聴こえて‼️❓どんなスピードで追いかけたら‼️❓また君と巡り逢えるだろう‼️❓
杉咲花さいこう!
EDがこの作品の全て
由嘉里の成長物語
原作未読。なかなか掴みどころのない物語で、結局何が言いたかったのか、はっきりせず、意外と難しい話だと思いました。
なので個人的な感想になりますが、おそらく由嘉里の成長物語なのかなと感じます。
ライも後半に突如行方をくらまし、死亡の可能性も否定できません。しかし、ライが好きだった人物から、これは実験だと発言し、由嘉里はライの消失を前向きに捉えるようになったのだと思います。
人生は行き詰まることもあるが、前向きに生きていけば新たな世界に出会えるといったメッセージかなと思います。
心に刺さらなかった
感化されていたのは、オタク女子じゃなくて、周りの人たちかも?
生きること
この世界の日常をリアルに描いてるのが凄かった🔥
1番重要な事から話しますが映画的な過剰演出が無いのがとんでも無く凄いですね👑
自分は観る観点がかなり違うタイプなので変わった感想になると思います🤓
ある一定の日本映画で発生するリアルのかけらも無い違和感しか無い作り物のセット観満点の家の中やバカみたいに大声で無駄に叫んだり(映画の予告の時点で判明する場合もあるんですよ🤣)普通絶対にそんな会話あり得ねえだろって言うようなゴミセリフなどが一切無くて(そのタイプの作品は生理的に無理なので開始20分くらいでも帰ります👋マジで👹)効果音もほぼ無く音楽も極力使わず役者の演技が自然でした。(地味に凄いのが劇中の架空のアニメやそのグッズとかを作ってるって中々大変な事だし凄いと思ってしまった😱)
自分の好き好んで観るジャンルでは無くて普段観る作品から相当かけ離れた内容でしたが(頭のおかしいヤツが無差別に人を殺しまくる映画をメインで観てます🔪🩸🤣)楽しく観る事ができましたよ👍(映画を観る時にこういう作品だと日常的なリアルさがあるのかに重点を置いて観るタイプなので本当にあり得ないような家の中だったりそんな衣装あり得ないでしょってパターンとか本当に無理ってなります)
主役の演技化け物怪物オバケターミネータープレデターエイリアンゴジラMCU杉咲花に関しては相変わらずの完璧な完璧な完璧な完璧な腐女子を演じていて凄かったです💯(市子👩や朽ちないサクラ🌸と全く違うBL好きの拗らせヲタクって役の幅が広すぎるのよ👍)
普通をリアルに作るって以外と難しいみたいで映画的なゴージャス観やエンタメにする為に非現実的になりがちだからそこをしっかり普通を作り出してるのは実は本当に相当凄い事ですから✊
内容に関しては派手な場面は無いけどパーフェクトデイズのごとくスルスルと進行していきセリフでは言わずに細かい動作や顔の表現で内面の心理を表す場面も多くてどちらかと言うと映画に対して玄人な視点で観る人にはたまらない作品だと思いますよ👑
自分に関しては前日一睡もせずにミーツ🍖を観たんですが1ミリたりとも眠くならずに👀🔥鑑賞できましたよ👍⤴️
あと異業種の他者との出会いを描く作品で丁重に描かれていましたね👧🏻👦👩🏻🦰🧑🏻🦱👩🏻🦱
あと悪い人が一切出てこないのもある意味斬新ですね👍(偏見フィルターを上手く使ってキャバ嬢やホストってヤバいヤツと言う描き方じゃないからそこで客を騙してくるんですがそこも良かったですよ👍)
しかしミニシアター向けの作品なのに大手シネコンでの公開って主演が杉咲花だからなんでしょうね🧐
この作品も国宝と並んで日本アカデミー賞のノミネート数が多い可能性高いとおもいますよ🏆
幸せとは?常識とは?歌舞伎町でオタク女子がもがく!
「人が人によって変えられるのは45度まで」
▼感想
クロックワークスのオンライン試写会で鑑賞!ありがとうございました!
オタク女子の由嘉里が歌舞伎町の色んな人々と出会っていくストーリー。自分がこの作品で感じたのが幸せと心の傷。
由嘉里は作中で「幸せになって欲しい」と言葉をかけられる。誰もが幸せを求めなければいけないのか?幸せでも不幸せでもない現状維持も良いのではないか?…そんなことを鑑賞後に考えていた。由嘉里もライに幸せを求めてしまっていたのかも。
歌舞伎町が舞台ということもあり、登場する人物は大なり小なり心に傷を抱えている。心に傷を抱えてるからこそ、人は人に寄り添えたり優しくできるのかもしれない。現実の歌舞伎町はこんなに生やさしくはないと思うけど、こんな世界があってもいいなと思えた。
俳優陣は皆演技が自然だった。主演の杉咲花は「こんな一面があるのかも?」と思ってしまうくらいオタク役がハマっていた。あとはちょい役だったけど、お笑い芸人のくるまも良い役回りだった。
幸せとは?常識とは?歌舞伎町でもがく由嘉里を見てハッと何かに気付かされるかもしれない。
▼お気に入りのシーン
終盤に由嘉里が電話で自分の想いをぶつけるシーン!ここは杉咲花の表情がすごく印象的だった。
だからなんだって話
先行試写会にて鑑賞。
クリープハイプの主題歌が良すぎてすでに傑作の匂いがしていたんですがその予感はバチコリ的中。
大傑作でした。
歌舞伎町で酔っ払ってた由嘉里が、助けてくれたキャバ嬢のライとの共同生活をスタートしてからの日常を描くという作品です。
最初は遠慮しがちにしていた由嘉里がゴミ屋敷を見た瞬間に肩の荷をおろしてユキと距離が近づいていき、そしてユキと仲の良いホストのアサヒが合流し、バーのマスターのオシンやユキさんとも交流が生まれていくという、一つの出会いがどんどん広がっていくっていうシチュエーションが素敵で尚且つ羨ましかったです。
腐女子である事を気にしながらの生活、同じ腐女子たちが結婚をきっかけに少しずつ離れていってしまってる事を気にしており、由嘉里も婚活をスタートさせるも頓挫しまくりというところがなんとも言えないリアルな感じがしました。
かくいう自分もゴリッゴリのオタクなので、自分の趣味に突っ走ってしまう気持ちは分かりますし、結婚とかの将来とかどうなるんだろうとも考えたりもします。
でも由嘉里のように、自分の推し作品で強烈にエモいシーンがあったら悶え倒してしまう気持ちの分かりみが深すぎました。
だからこそ腐女子だということを告白するシーンって相当大変だったろうなと共感しっぱなしでした。
夜の仕事にはどうしても偏見を持って見てしまう事が正直あるんですが、今作ではキャバ嬢もホストも普段は何気なく生活しているし、あれだけ盛り上げていても何もない時はおとなしかったりと、この人たちも人間なんだなーと思わされる描写が盛り込まれていたのも印象的でした。
作品内の「ミート・イズ・マイン」の作り込みも素晴らしく、少しではありますがアニメーションもあったり、ガッツリ声優さんが命を吹き込んでくれていたり、なんなら二次創作でのカップリングも生まれていたりアニソンまであったりと、一つの作品内で何個も作品が派生して生まれていってるのでイカついな〜と思いました。
後半ではライがスッとどこかへ消えてしまい、ライを探すために動き出す由嘉里が描かれますが、その道中でライの恋人の存在を突き詰めたり、同僚との関係の変化だったり、親との繋がりだったりと多く盛り込まれており、フフッと笑えるシーンもあれば、思わずウルッときてしまうシーンもあったりとで大変でした。
今作は食事シーンがとても印象的で、たくさん食べるシーンが出てきますし、それぞれの食への向き合い方や生き方が食べ方に反映されているらしく、モリモリ食べる由嘉里に対して、細く丁寧に食べるライの対比は面白かったですし、日課になったチョコフラペチーノを嗜む由嘉里とアサヒの様子はザ・友達って感じがして好きですし、300万円の使い道の一つとして高級焼肉を自宅でジュージューするってのも良いですし、オシンやユキさんと一緒にラーメン啜って泣きじゃくってる由嘉里を励ますってところも生きているな〜って感じがするシーンが多くて微笑ましかったです。
終わり方も切ないながらにどこか吹っ切れている感じのシーンがあり、由嘉里の心境の変化が目線から伝わってきたり、SNSとのふれあい方も変わっていたりとで成長とはまた違う変化というものが感じ取れて良かったです。
役者陣はもう皆々様素晴らしく、杉咲花さんのがむしゃらな感じ、南琴奈さんの気だるげな透明感、板垣李光人くんの活発な感じ、蒼井優さんの不思議な魅力、渋川兄貴の頼もしいオネエ感とどこを切り取っても印象的で最高でした。
アドリブも効きまくっていたみたいで空気感も最高でした。
音楽めちゃくちゃ好きだなーと思って観ていましたが、クリープハイプが作っているというところで納得いきましたし、主題歌も切なさの中にある優しさだったり前向きさだったりが反映されていて超好きでした。
松居監督のティーチインも行われ、撮影中の裏話だったりが多く聞けてとても良かったです。
「ミート・イズ・マイン」のアニメ制作から二次創作の制作までやっていて、それがほとんど映ってないという監督の苦労がヒシヒシと伝わってきました。
本当にご苦労様です。
自己肯定をし続けてくれるって点だけでも救いになりますが、どんな人も普通な生活を目指して暮らしているんだなーと思うとほっこりもさせられました。
色々と考えることが多い時期にこの作品を観れて元気づけられました。
また本公開したら観に行こうと思います。
今年ベスト候補です。
鑑賞日 9/29
鑑賞時間 18:00〜20:08
鑑賞方法 試写会にて
幸せの価値観は人の数だけある
すごく良かった。
自分の好きに自信がもてる優しい世界。
幸せの価値観はそれぞれ違う。
自分を幸せにするのは自分しかいないんよ。
だからこそ個人の「それがあれば幸せ」を否定してはいけないのだ。
そしてそれをそのまま受けてくれる場所があるという幸せは何にも代え難い。
ライへの由嘉里の幸せの押し付けは、母が思う幸せの押しつけと結局は同じなのが切なかった。皆んな自分の価値観で生きてるから仕方ないのだけど。
キャストも全員素晴らしかった。
杉咲花ちゃんのファンは全員観て悶えると良い。推しに萌える花ちゃん。。いや、由嘉里が可愛すぎたわっ。推しに悶絶してても、笑ってても泣いてても、超絶早口オタトークしてても、とにかく可愛いんだわ。
そして南琴奈ちゃんよ。うちの子と同じ年とは思えん!年齢聞いて血の気が引いたわ。
今までどこに生息してたのか気になる。
全147件中、121~140件目を表示
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