「これが『SAKAMOTO DAYS』か」新解釈・幕末伝 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
これが『SAKAMOTO DAYS』か
『三国志』も悪くなかったし、『アンダーニンジャ』はむしろよく出来てたと思う。
そんな福田耐性高めの自分でも今回はビミョーかな。
まず冒頭の、いや全体的に学者の語りが長い。
イメージ映像とナレーションならまだしも、絵変わりもなく面白くもない話をダラダラするな。
そしてSEがこれ以上なく寒いし、わちゃわちゃが悉くしつこい。
特に薩長同盟のくだりはいくらなんでもやり過ぎで、睡魔にすら襲われた。
この辺はもう手癖というか悪癖ではあるが、今回はそれが余計に目立ってた気がする。
ただ、意外にも佐藤二朗が控えめだったのは好印象。
彼まで乗っかると収集がつかなくなるところを、沈黙からバッサリ切る役名を果たしてくれていた。
安定のムロツヨシや山田孝之、賀来賢人はコメディからキリッとイケボへの切り替えが際立つ。
ガンちゃんは殺陣も頑張ってたし、斬られ役が上手く引き立てていた。
何より一番のお目当てだった広瀬アリスの顔芸と台詞のテンポが最高。
予告で彼女の顎しゃくりに惹かれて正解だった。
ストーリーを語る作品ではないし、お馴染みの面子が騒いでるだけではある。
しかし笑えるところも確かにある。
毎度のことだが、せっかくのそれを寒さで乗れなくしてるのが非常に勿体ない。
切るべきところは切って、100分程度に集約されていれば存外悪くない作品だったと思うよ。
まったく同感です!
三國志のときはゲーム画面風の解説があって割とわかりやすかったのですが(アンチは否定)
今回は勢力図が三つ巴みたいに簡単にはならないのでなかなか難しかったかと(笑)
薩長同盟を半分くらいにすれば、いろは丸事件とか越前行とかできたのにとは思います。
今晩は。コメント有難うございます。
私はもともと、坂本龍馬を随分前に『龍馬伝』で観ていたので、各キャラクターの想像とのギャップが面白かったですね。
福田監督の、新解釈シリーズでは、「三國志」も好きですね。ではでは。
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