「注)文字数に対して、言っていることは概ね弁解です。」あの夏、僕たちが好きだったソナへ TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)
注)文字数に対して、言っていることは概ね弁解です。
使用期限が迫るバースデイクーポンの使い道に悩み、「敢えてどれかと言われたら」と消極的に選択した本作。ちなみに、オリジナルに当たる台湾版『あの頃、君を追いかけた(11)』、その後のリメイクである日本版『あの頃、君を追いかけた(18)』は配信で鑑賞記録がありますが、実際観たのは結構前のため正直ストーリーの詳細は忘却の彼方へ。。それでも、日本版を観ながら「どこかで観たことがあるような展開だな」と感じて、途中で「あ、リメイクだったのか」と気づく程度に根本的な構造については覚えているため、本作についても「大胆な改変」がない限りオチは判った上での鑑賞です。ついでに蛇足ではありますが、本作のマドンナ・ソナを演じるダヒョンと、彼女が所属するTWICEについてさえ殆ど知識がないオジサンの私(なお、日本版におけるマドンナ役だった齋藤飛鳥さん/乃木坂46についてほぼ知らない、という点で共通しています)。以上、諸々とネガティブな書き出しであいすみませんが、劇場鑑賞を決めたからには特別な感情移入抜きのフラットな気持ちで鑑賞です。
とまあ、前置きが長いのは私の悪い癖でもありますが、今回は兎に角「どう述べたらよいか」があまり思い当たらないほどに印象に薄い作品。。「韓国版」として期待通りのユーモアは流石です(パク・ソンウン最高w)し、リメイクでありつつもオリジナリティを出そうと言う頑張りは伝わりますが、如何せん綺麗にまとまり過ぎていて、ドラマと言うよりはイメージビデオの様な印象です。オリジナルはもっと若者ならではの「痛々しさ」が感じられ、自分にも確かにあった「く〇な自意識」と「往生際の悪さ」を思い出されて思わず目を覆いたくなるところこそ、むしろこの作品の良さだった気がするのですが、、、それは記憶の改ざん?或いは、そう感じる世代はターゲットにしていないのか、と思ってしまうほどスマートな彼らとストーリーは、残念ながらオジサンの琴線には触れませんでした。
いや、批判するほど悪くはないですし、最後の展開と編集は素敵だと思います。嫌いではありませんよ。とは言え、コスパを気にする今の若者へ向けて言うとしたら、「出演者が推しだ」とかでないのであれば配信待ちでいいんじゃないかな。
と言うことで、最近の平均値より短めのレビューですが、特に書くことも思いつかないので、今回はこの辺で失礼します。